我が家を出て、国道38号線を富良野方面に走ると右手にピラミッドのような山が見えてくる。カタチは三角だが「丸山」という。標高433メートルと低い山だが急斜面に見えるから登るのは大変そうだ。頂上まで登った人に聞いたら、裏側は垂直な崖だとのこと。この山の麓近くにお椀を伏せたようなカタチの山が二つ連なっていて、そこに野花南山荘がある。
暑い一日の終わりに外へ出た。午後6時でも27度ある。ジャガイモの花が咲いたかしらと山荘へ向かった。途中、後ろから猛スピードで近寄る軽自動車があったので、少し路肩へ寄り道を譲った。追い越した途端、ハザードランプを2回点滅。きっと、サンキュの意味なのだろうが「バーカ」と言われたような気がした。これが5回点滅なら「ア・イ・シ・テ・ル」のサインだと思うのだが。
メークインの花が咲き始めた。少し紫がかっている。インカはまだ蕾状態。どんどん草丈が伸びてきた。
池にかかる橋を渡っていたら、大量の熊の糞をみつけた。どうやら木の実を食べたようだが未消化のまま。その手前に熊の足跡。
何気に下を見たらサクランボが1粒落ちている。上を見上げてもそれらしい樹はない。きっと、鳥が運んできたのだろう。ということは山奥には、実の沢山なっているサクランボの樹があるのかもしれない。ほとんど奥深く入ることはないので、そのうち探索してみよう。
もともと私は、草花の名前に疎い。いつだったか、テレビのニュースで「大麻」の葉を見たことがある。細長いカタチで縁がギザギザになっているという記憶しか無いのだが、これはヒョットしてと思うものを見つけてしまった。「エー、これってヤバイじゃん」と思いながら写真を撮った。そこらじゅうに生えている。もしそうなら保健所に連絡して刈りに来てもらわなきゃ。という想いと「一攫千金」という想いがアタマをよぎる。
明日、保健所へ写真添付でメールして確認してもらおうと帰ってきた。途中、クルマの中で「現物を持ってきた方がわかりやすかったかな」と思う反面、「ソンナもの積んで走っていて、パトカーに停められたら現行犯で逮捕されるかしら」とか「あれが全部大麻なら新聞報道されるかしら」とか、いろんな想いがアタマを駆け巡りドキドキ。家に帰り、早速調べてみたが似てるようで全然違ったみたい。ということで一安心。一攫千金も夢となってしまったあ。