道議会第2定例会初日の開会予定は午前10時。昨夜のうちに札幌入りした私は、「いつもより早めに起床し朝風呂に入り」「いつもより多めの整髪料でビシッと決め」「新しい下着を身につけ」、フンドシとココロを引き締め「赤レンガ横の道議会」へ向かった。
傍聴券を手に入れ、面会の手続きを済ませ自民党控え室へ。ちょうど議員総会の真っ最中。役員室でコーヒーを飲みながら待つことしばし。道連副会長清水誠一道議と本日の予定を確認。開会・会期の決定・議長副議長選挙・高橋知事より補正予算1千億円に関する今議会提出議案の説明・前回より継続審査の議案「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例案」の審議とのこと。だいたい80分で終了する予定。富野会長も駆けつけ、しばらく石井孝一新議長予定者と歓談。
時計を見ると、すでに10時を30分は過ぎている。まだ開会のブザーは鳴らず、歓談中の石井・清水両道議もノンビリムード。「イッタイいつ始まるの?」。そうこうしているうちに情報が入ってくる。「公明党が内部で審議中」だとか。当然すべての会派が揃わなければ開会されない。そのうち11時を回っても動き出す気配はない。「昼飯を喰わなきゃならんし、午後からかな?」と聞くと「えー、まだかよ。今日中に終わるのかよ」。富野会長は午後から診療が控えてる。
11時半、自民党議員総会を案内する館内放送。「ありゃ、こりゃダメかな」と思った矢先、戻ってきた清水道議から「これから5分後に開会」と聞きホッとする。結局、11時45分から始まった。
傍聴席の一番前に陣取り、目の前の手すりに腕を置き、その上にアゴをのせ階下の議員席を覗こうとした私に向かって守衛さんが走りより「それはダメ」。アゴを乗せる行為は禁止だと注意された。ホントに私はシツケがなってない。そこで行儀良く姿勢を正し傍聴。
予定通り日程が進み、議長副議長選挙で1時間。知事の議案説明7分。いよいよ沢岡保健福祉委員長(民主)から8020推進条例の報告が始まった。続いて、共産党真下議員から反対討論。これに対し議場からの拍手は、もう一人の共産党道議だけ。何故かシラジラシイ雰囲気が議場を流れる。
早速、私は共産党・民主党議員全員の姿を目に捉えられる位置に移動。賛成者は起立するのだが、果たして誰が席を立つのか立たないのかを見極めるため。いよいよ議長による採決の宣言。
それは見事だった。その姿をしっかり目に焼き付けた。共産党の二人は座ったまま。その他、民主党議員を含め全員が起立。私にとってアノ景色は圧巻だった。たぶんこれからもズーッとココロに残るだろう。
結局、3月の1定で自民・公明・フロンティアによる強行採決を行わなず、委員会での参考人招致を経て、今回、民主も賛成【100:2】で可決。これは非常に意味ある結果となった。フッ素の絡む条例で民主が賛成ということは、今後、他府県での条例成立にとって大きな弾みとなるに違いない。
条例制定後の課題などについては、また後日。ということで、傍聴後、夜に道歯で会議があり遅くに帰宅したネムネムの私は、この辺で筆を置きます。
今日は歴史に残るイイ日だったなあ。