愛犬ララのパピー時代

 アイディアが停滞気味。十二支の犬が、なかなか決まらない。そこで、我が家の愛犬ララをモデルに。14歳の老犬ボーダーコリー。最近、足腰が弱くなり自力で階段を上がることも難しいほど。やはり元気ハツラツなほうがイイと若かりし頃の写真を探してみた。

 このブログにもメイとララの写真を載せているが、モデルにするには今一つ。そんな中、アルバムで見つけたのが生まれて間もないペットショップで撮られた販促用のブロマイド。そういえば、この写真を見てあまりの可愛さに即購入を決めたんだっけ。

 そんな可愛いパピー時代のララさんをモデルにしてみた。

ボーダーコリー

ベニヤクラフト・ボーダーコリー

ボーダーコリー

 子・丑・寅・卯・戌はOKとして、次は辰。架空の生き物なので何でもありだが、あまりにもイメージに幅がありすぎて考えがまとまらず。

ベニヤクラフト・ドラゴン

毎日が試行錯誤の連続

 3回目のワクチン接種が終わり、大きな副反応もなくとりあえず一安心。もともと出歩く方ではないので、まん防対象地域になっても影響なく暮らしている。

 午後からは工房にこもって、ベニヤ板を切ったり張ったり。ヘビや龍のアイディアが浮かばず結局、順番通りに干支を仕上げるのはギブアップ。イメージの湧いたものから手を付けることに。ネズミ・ウシの後はウサギ・イヌに取り掛かっている。シンプル・イズ・ベストを目指しているが、なかなか満足できず何度も作り直し。一度目より二度目、二度目より三度目と少しづつ単純な形にデフォルメしてゆく。デッサンを仕上げてベニヤをカットすればいいのだろうが、いかんせん才能がないため何個も試作しては完成に近づけてゆく。

ベニヤクラフト・ウサギ

ベニヤクラフト・イヌ

ベニヤクラフト・ネズミ ベニヤクラフト・ネズミ

ベニヤクラフト・ネズミ

 孫の作品に触発され、いかに無駄を省きシンプルに表現できるかイメージを膨らませている。結局、ネズミの最終形はこうなったが、牛はまだ煮詰めている段階。十二支の最初の二つでつまづいているので、いつになったらイノシシにたどりつくのやら。

ベニヤクラフト・牛

孫の自由な発想に脱帽

 ベニヤをカットすると、当然のことだが切れ端が出る。小さくても形あるものは、いつか何かの役に立つだろうと捨てずに取ってある。四角や三角、大きいモノや小さいモノ。

ベニヤ切れ端

 孫を子守で預かった日、干支を作って欲しいとせがまれ十二支初めのネズミを作ることに。作業を見ていた小学2年生の孫が「私も何か作っていい?」と聞くので「いいよ、何を使ってもいい」というと、切れ端の箱をいじり始めた。いろいろ組み合わせてボンドで張り合わせている。しばらくして「魚ができた」という。見てビックリ。

ベニヤクラフト・孫が作った魚

 ベニヤクラフトを始めたころ、いかにシンプルにデフォルメできるかを目指していた。デフォルメとは「対象を意図的に変化させる絵」の事で、技術が足りずに変形した絵やバランスがおかしな絵はデフォルメとは呼ばないらしい。怪獣やカメのように、できるだけ単純な線を用いてイメージを連想できるように心掛けている。

ベニヤクラフト・怪獣 ベニヤクラフト・カメ

 アイディアが枯れ、ネットで拾った画像を参考にするようになり、どちらかと言うと多少リアルさを加味した複雑な形に囚われはじめた昨今。その典型がゴジラやパンダ。シンプルなデフォルメとは程遠く、自分でも「何かが違う」と感じ始めている。

ベニヤクラフト・ゴジラ ベニヤクラフト・パンダ

 そんな折、せがまれて止む無く作った「ネズミ」と、孫が作った「魚」を比べて愕然とした。自分のネズミは「らしさ」だけを表現しているのに対し、孫の魚は「あまりにも自由で屈託なくシンプル」にデフォルメされている。ジジ馬鹿ではないが、才能もあるかもしれないが「ただ、好きなように自由に作った」ゆえの潔さを感じる。これを見たら、自分のネズミが恥ずかしくなってくる。

ベニヤクラフト・ネズミ ベニヤクラフト・孫が作った魚

 孫が帰った後、初心に戻ってシンプルさを追求してネズミを作り直してみた。まだまだ奇をてらうデザインから脱することができずにいる。スランプだあ。

ベニヤクラフト・ネズミ

 ちなみに孫が切れ端を利用して同時に作ったモノ。「クマと鹿」だそうだ。自分に、この発想は無理。自由があふれている。

ベニヤクラフト・孫が作った熊と鹿

ベニヤ・クラフト

 きっかけは、「ゴム鉄砲の的(マト)ゾンビ」から始まったベニヤクラフト。今では的としての機能は二の次で、いかにベニヤの断面模様を作品に生かせるかが課題になっている。アイディアを練りデッサンしてベニヤをカットするのが楽しくてしょうがない。さて、次は何を作ろうか。

ベニヤクラフト・ゴジラ

ベニヤクラフト・カメ ベニヤクラフト・怪獣

ベニヤクラフト・トリケラトプス ベニヤクラフト・ワニ

ベニヤクラフト・トラ ベニヤクラフト・ライオン

ベニヤクラフト・カンガルー ベニヤクラフト・コアラ

ベニヤクラフト・シマエナガ ベニヤクラフト・パンダ

ベニヤクラフト・ペンギン ベニヤクラフト・ミミズク

ベニヤクラフト・ゾンビ ベニヤクラフト・ロボット

ベニヤクラフト・ロボット2号 ベニヤクラフト・ネコ

ゴム銃の的・ゾンビ型

 相変わらず作業場にこもって木工に勤しんでいる。最近は、孫のオモチャの延長で「ゴム銃の的」作りにはまっている。輪ゴムを飛ばすゴム鉄砲の的である。イメージはテレビゲーム「The Crossing Dead」の敵役クロッシー・ゾンビーズ。これをお祭りの射的のように当てて倒す。

 最初はゾンビ型だけだったが、アレンジでロボット型やネコ型も。ラワンベニヤの断面を組み合わせると面白いデザインになる。安定し過ぎると倒れないし不安定では的の役をなさない。そういう意味ではネコ型はなかなか倒れず、的としての難易度は高い。

ゴム銃の的

 とにかく作っていることが楽しい。寸法を計算してベニヤをカット、ボンドで接着・研磨・塗装。この単純作業に没頭していると頭の中が空っぽになり世事から解放される。作業中のBGMは、20年ほど前のラジオ番組「CLUB ZENA」。2時間番組の録音が3年半分もあるので改めて聞き直しているが、今ではすっかりゼナさんのファン。一人黙々と手を動かしながらラジオでJazzを聴き、自分の世界に浸り至福の時を過ごしている。

 もちろん作品が出来上がるのは楽しいけれど、このような時間を過ごすこと自体が本来の楽しみであるので必要もないのにどんどん作品の数だけが増え続けている。

ゴム銃の的

ゴム銃の的

 本末転倒だが、オンラインショップを作って販売することにした。これで至福の時を過ごすための名分は与えられたが、こんな目立たないブログに客が来ることはないと思う。






 まるばつゲームに続き、リバーシ製作。2年半前にも木製オセロを自作しているが、2度目なので色違いに木を染め張り合わせて石を作ることに。直径30㎜の丸棒を均等な厚さにスライスするのだが、押し出した分の厚さだけ丸ノコで切断できる治具を作った。ひたすら切り続けサンドペーパーで磨き、黒石をブライワックス(ジャコビアン)で染める。白石は染めずに両方を張り合わせ石が完成。

木製オセロ・リバーシ自作 木製オセロ・リバーシ自作

木製オセロ・リバーシ自作

 盤は前回同様、ベニヤに32mmの穴をあけ下地のベニヤに張り合わせ縁取りをして完成。

木製オセロ・リバーシ自作

 素麺の箱をばらし均等な幅にカットして組み合わせ石のケースにしたが、設計ミスで高さが足りず石を入れると蓋ができない。やむなく蓋を開放型にして何とか治まるように。

木製オセロ・リバーシ自作 木製オセロ・リバーシ自作

木製オセロ・リバーシ自作

 2度目ともなればコツがつかめてくるが、まだまだ改善すべき点が多い。次に作るときは、もっといいものができそうな気がするが、今度は誰のために作ろうか。

 下の写真は、前回の第1作目。石には、片面に黒いシールを張っている。

木製オセロ・木製リバーシ

 作業台完成後、ほぼ毎日何かしらの製作に精を出している。玄関用腰掛けやスリッパ収納ラック、茶の間のコーナーラックなど大物リノベーションが続いたが、120cm×70cmの作業台では長尺物を扱えないので三六のコンパネを載せて天板に。重宝している。

木工作業台

木工作業台 木工作業台

 木工作業では必ず切れ端が出るが捨てずに取ってある。それを利用して小物の製作に取り掛かる。最も単純な「まるばつゲーム」。このゲームは、先攻・後攻ともに最善を尽くすと必ず引き分けになるというツマラナサがある。そこで、交互に駒を置くのは同じだが、数字の順に従って空いてるマスに移動すると必ず勝敗を決する「数字を使った三目並べ」も同時に楽しめるようにした。

まるばつゲーム

数字付き三目並べ

木製三目並べゲーム盤

 孫に送るのでバラバラにならぬようケースを作って納めてみたが、果たして遊んでくれるのかどうか。

木製三目並べゲーム盤セット 木製三目並べゲーム盤セット

木製三目並べゲーム盤ケース

 体力が落ちたせいかモチベーションが高まらず、春先にチェンソーを振り回して頑張っていた薪づくりも二階のベランダいっぱいに積んだところでヤル気を失い途中で挫折。一冬超すには足りないので今年は薪を購入することにした。

 そうなると午前は診療、午後は山仕事という日常に変化が。午後は、ほとんど自宅で過ごすというパターンになってしまい、ただでさえ何かしていないと落ち着かない性格なので、アマゾンプライムやネットフリックスでの映画三昧の日々もすぐに飽きてしまう。

 そこで始めたのが、ツーバイフォー材でベンチを作ったりテーブルを作ったりの木工作業。もともと木工でゲーム盤を作るのは得意なので、木を削ったり磨いたりしていると無心になれて楽しい時間を過ごすことができる。幸いに一階の薪置き場がそっくり空きスペースになっていて、作業場の確保に問題はない。

 まずは「何かを作る前に」「何かを作るための作業をする場所」、つまり作業台を作ることに。自分なりに使い勝手良く設計し自作。構想を練り始めて約1か月、試行錯誤しながら遂に完成。併せて作業用ハイスツールも製作。

木工作業室

 クランプをかけやすいように部分的にスノコ状にしている。

木工作業台

 クランプやバイスは、一人で作業するには必須アイテム。誰かに抑えてもらうという手間を肩代わりしてくれる頼りになる奴。

木工バイス

 棚にバラバラに置いてあったクランプ類を壁掛け収納に。

木工用クランプ

木工用クランプ

 電動ドリルや丸ノコ、電動カンナ、サンダー、グラインダーなど。

木工用電動工具

 作業台作りに情熱を傾け楽しい時間を過ごしてきたので、その出来栄えに満足しつつも完遂症候群。せっかく作業台ができたというのに、次に何を作ろうかと考えても何も浮かんでこないのが困ったもんだ。

 天気と相談しながら作業を進めていたブランコ修理が、やっと終わった。サビ落とし、ペンキ塗り、座板の加工塗装、ロープワーク、何色にしようか迷いながらホームセンターをウロウロ、どれも楽しい。

 一応目安としてロープの長さを決め座板に結んでいたが、実際に吊るして乗ってみると意外に伸びる。ブランコの安全基準*では、最低地上高は35㎝らしい。それ以下だと危険ということなので、座板の位置をそれぞれ地面から40cmと45cmに調整。片方のロープを結んで固定、それに合わせて反対のロープを結ぶ。その都度、乗って揺らしてロープの伸びを確認。水平でなければ結びなおし。何度も繰り返し満足な結果になったのはいいが、あまりにも揺られ過ぎてクルマ酔い状態。

 錆びたチェーンの代わりに、対候性耐水性があるという16mmのクレモナSロープを使用。吊るす部分は、ネットで検索した漁師結び。確かに強固。リングキャッチの部分でステンレスリングを外せるようにしたので、冬期間はロープを外し座板をハウスに片付けることができる。

 いかにも遊具という感じのポップな配色に満足している。イメージは「ポップミュージック(juice=juice)のMV」。今まで、この作業を内緒にしていた孫にLINEで完成画像を送ったら「ブランコ、どうやってつくったの?」と返信。「サビをおとしてペンキをぬって...」と返すと「だとおもったよ。ジイジのてにペンキついていたからね」。とっくにバレていたみたい。これで喜んでくれればジイジ冥利に尽きるというもの。

ブランコ修理 ブランコ修理

ブランコ修理

ブランコ修理 ブランコ修理

ブランコ修理

ブランコ修理

*都市公園における遊具の安全確保に関する指針(国土交通省)によると、一方向ブランコの場合、スイングクリアランス(着座部底面の最下点から着地面までの間隔)は、子どもが着座した状態で350㎜を基準とし、+100㎜までは許容範囲とする。

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