コーヒー・グロッグ

 観測史上初めて4月に二日連続の夏日となった週末のせいで、たった1週間で山荘は様変わり。最初に山を彩るのはクロッカス、次に福寿草。水仙が次の出番を待っている。

クロッカス 福寿草

コーヒー・グロッグ メイとララは、今年初めての山荘。やはりノーリードでの散歩は嬉しいのだろう。好き勝手に歩き回るが、歳のせいかあまり走らない。

 すっかり都会っ子に育ってしまった二人の娘は、山歩きで疲れた身体をドテッと伸ばし茶の間で昼寝。こんなノンビリする日曜の午後は久しぶり。出掛ける用事もなく昼間っからアルコールが入ってもノープロブレムということで、湯を沸かし豆を挽きコーヒー・グロッグを頂く。砂糖やバターを入れるのが本家本元らしいが、私はブラックにラムを注ぐだけ。ラム酒の香りと甘みに気分がリラックス、心がトロケてゆく。予定のない日曜の午後だからこそ味わえる贅沢。

鹿との闘い

 眠っていた山が笑い始める季節。この時期心配なのは、山荘の記念樹たち。人間でさえタラやコシアブラの芽に舌鼓を打つくらいなのだから、鹿にとっても木々の新芽は美味にちがいない。恰好のエサとして芽を摘まれると、そこで成長は止まり枝だけが伸びてしまう。昨年秋に植えたハルニレは支柱を立てネットでがっちりガードしてるので安心だが、広がる枝を縛っただけのミズナラが気に掛かる。

 

 新車がドロだらけになるのを覚悟で山荘へ出かけた。行けるのは入り口まで、まだクルマは入れない。足を踏み入れると、雪の重みで折れた枝が散乱し荒れ放題。特に古いエゾノコリンゴの被害が大きい。雪融けを待ってチェンソーが活躍することになりそう。

 案の定、ミズナラは雪の重みで倒れていた。支柱を立て元の姿に戻し、周りのネットを張り直し防鹿対策。それでも背の高い鹿ならネット越しに伸びた枝先に届くかもしれないので、結束バンドを何本も外向きにつけ、覗き込む鹿の顔にチクチク刺さるようにイヤガラセをしてやった。ざまあみろ。

正体不明の謎の石像

 山荘に雪虫が飛びはじめた。「雪虫を見つけると1週間か10日で初雪が降る」と云われ、子供の頃はワクワクしながら初雪を待ったもの。株式会社ウェザーニューズの発表によると、道内では雪虫大量発生から初雪までの日数を過去5年間で平均すると22日、1週間か10日という俗説より倍以上も遅い傾向にあるらしい。温暖化の影響なのだろうか。いずれにしても今日から22日後というと、10月末か遅くとも11月初めには初雪が降る。

ニセアセタケ 昨日、テレビで「札幌の家族がキノコ中毒」というニュースを観た。自宅近くの林野でニセアセタケを採り、一家4人で朝食の味噌汁の具にして食べたところ、約2時間後、2人に発汗や手のしびれの症状が出たらしい。「種類はわからなかったが、食べられるキノコだと思った」と云うコメントがあったが、何のキノコかわからないのに食べられると判断した根拠が理解できない。私も似たようなもので、他人のことは云えないが少なくても種類を同定し大丈夫という結論が出なければ食べてはいけないのがキノコ採りの鉄則。写真は山荘で見つけたニセアセタケと思われるキノコ、そこら中に生えている。美味しそうに見えるが、見た目で判断してはいけない。「自分は大丈夫」と過信している私だが、ニュースに出るのは恥ずかしいので気をつけなくっちゃ。

 ラクヨウの季節もそろそろ終わる頃だが、名残を惜しむかのように顔を出す可憐な姿を見つけた。食べちゃいたいくらい可愛いので、別に採ったアミタケと一緒に味噌汁の具にすることに。

ラクヨウ

 天気の良い日は、キノコが見つからなくても、ただ森の中を歩くだけで楽しく気分がイイ。デイパックにキノコ図鑑と温かい番茶の魔法瓶を入れ、ポケットにカメラ、手にキノコカゴというスタイルでブラブラ歩く。林の中では開けたところを選んで進むが、ときには笹藪を掻き分けることもある。そんな時、偶然見つけたのが不思議な石碑?「抜歯塚」に並ぶ「鎮犬碑」のすぐ脇に立っていた。子供の頃から山荘に行ってるが「こんな所に、こんなものがあったなんて」まったく気づかなかった。

謎の石碑 謎の石碑

 早速、草刈り機で周囲の笹を刈る。露わになった姿を見ても、何なのかわからない。触ってみると完全に石、押しても引いてもまったく動かない。まるで地面から生えている様子から樹木の化石のようにも見えるが、どこか人工物の気配もする。だからといって仏像であるとかモニュメントであるとも思えない。いったい誰が何のためにここに置いたのか、まったくの謎。こんなミステリーに出逢えるのも森の散歩の楽しみの一つ。

謎の石碑 謎の石碑

姫りんごジャム

 山荘は秋のキノコのオンパレードだが、今日は不作の午後。食べられないか食べても不味いモノしか見当たらず。帰りがけに熟した姫りんごを摘んで噛んでみる。渋みが消え酸っぱさだけが口に残り、ジャムにするには今でしょ状態。売るほど作るわけじゃないので、脚立に登らず手の届く範囲のリンゴ狩り。

 家に帰り、水で洗ってアタマとお尻をカット。そのまま鍋に入れ水と砂糖を加え弱火で煮る。トロトロに溶けたら、ザルにあけ種を漉して再度煮詰める。かなり酸味が強いのでハチミツを足してみた。♪りんごとはちみつとろーりとけてる♪ヒデキ感激!みたいな感じの真っ赤な甘ーいジャムが完成。トーストにヨーグルトに最高の姫りんごジャム。ああ、また体重が増えてしまうぅ。

ヒメリンゴ 姫りんごジャム

天高く私も肥ゆる

ヒメリンゴ

アカモミタケ たまに暑い日もあるが、姫リンゴが色づく秋本番の野花南山荘。この季節になると、私の心とアタマの中はキノコのことでイッパイになる。キノコには様々な魅力があるが、なんといっても見つけたときの喜びに勝るものはない。もちろん食べられて美味に越したことはないが、それが毒キノコであっても可憐な姿や毒々しい姿にも心惹かれる。

 今日も午後から仕事を抜け出し、山荘内を散策。アカモミタケを大量に見つけた。キノコ狩りはタイミングである。キノコは日ごとに成長するので小さな個体の場合、今日より明日の方が多く収穫できるのだが、人生、明日のことなど分からないので「採れるうちに採る」が座右の銘。林先生でなくても、いつ採るの?今でしょ!

 アカモミタケに似たキノコにアカハツやハツタケがある。アカハツやハツタケの場合、傷つけると初めに橙黄色や暗赤色の乳液が出て時間が経つと青緑色に変わってくる。アカモミタケは、傷つけると鮮やかな朱紅色の乳液が出るが時間が経っても変色しない。これらは間違えようもないし、もし間違えてもどちらも可食なので問題ないが、形が似ていて傷つけても乳液が出ない場合は気をつけた方がいい。ひょっとして、身体中の末端が赤く腫れて1ヶ月も激痛が続くという「ドクササコ」のことがある。下の写真はドクササコの菌輪とドクササコ。

ドクササコの菌輪 ドクササコ

アカモミタケ混ぜご飯 アカモミタケは味が良いキノコなので、ゴマ油で炒め、酒、味醂、醤油で炒りつけ濃い味のキンピラにする。これを炊き上がった炊飯器に放り込み、蓋をして10分ほど蒸らし、かき混ぜて茶碗に盛るとアカモミタケ混ぜご飯の出来上がり。タマゴタケのホイル焼き、ラクヨウキノコの味噌汁、今夜の夕餉は秋の香りの大饗宴。これにサンマの塩焼きでも添えればヤラセのように秋らしさ過剰演出になるが、私の採ったキノコはラクヨウ以外、一切口にしないという家内が用意した今夜のメインディッシュは焼き鳥。とはいっても北海道では豚肉とタマネギを串に差し、焼いてタレ味に仕上げる「精肉タレ味」。どこが鳥なの?という焼き鳥。これがまた旨いんだよなあ。ついつい食べ過ぎてしまう。まさに天高く私も肥ゆる秋。

姫リンゴ

姫リンゴ

ヒメリンゴ 雑事に追われて、山荘参りが出来ずにいる。そろそろ草を刈らなければと思ってはいるが、私の都合と空模様のタイミングが合わず延び延びになっている。ひと雨来そうな気配の先週末、カメラを持って出掛けた。

 姫リンゴが豊作でタワワに実っている。ピンポン球くらいの小さな実は、秋に紅く色づくが熟しても酸っぱく渋みがあって生では食べられない。リンゴ酒にすると飲めるが、カルバドスになるわけでもなく別に感激するほどの味にはならない。やはり、一番の使い道はジャム。紅く色づいた実を洗ったら皮を剥かずに縦4等分に切り、芯と種を取る。薄くイチョウ切りにしてクエン酸を入れた水で煮る。トロトロになったら砂糖を入れて煮詰めるが、もともとリンゴにはペクチンが多く含まれているので煮詰めすぎないようにする。皮が紅いのでクエン酸(レモン汁でもイイ)の効果でキレイな紅い甘酸っぱいリンゴジャムになる。

ヤマ桑の葉 健康は金で買わずに自分で手に入れろと、格好つけて摘んできたビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な山桑の葉。蒸して刻んでお日様に干したら、お茶の葉に見えなくもないが香りはやっぱり葉っぱの臭い。

 早速、急須で淹れてみた。おお!なんとキレイな緑色なんだろう。これぞ山の緑そのものという感じがする。ひと口含んでみる、ん?青海苔の味?え?海苔?海苔ってことは海?海ってことは生臭い?ん?

 飲めなくはないが少し癖があり、あまり旨いものではない。というか、ハッキリ言うと不味い。いくら身体のためとはいえ、毎日飲み続ける気にはなれない。こんな不味いものを毎日、文句も言わずに食べさせられているお蚕さんはエライんだなぁ!と尊敬してしまう。

 とはいえ、「血糖値を下げ、血圧を下げ、抗酸化作用や便秘解消」に効果があるデオキシノジリマイシンという成分は高血糖気味の私にとっては必須栄養素。なんとか美味しく頂こうと焙じてみた。部屋中に香ばしい香りが立ち込め、これはなかなか期待できそうな感じ。熱々の焙じたてを耐熱ガラスのポットに入れ、熱湯を注ぐと瞬く間に文字通りの茶色に抽出。

 どうせなら、飲み比べてみようと焙じたものと焙じないものを並べてみた。

ヤマ桑の葉を焙煎 自分で作るヤマ桑の葉茶

 似非バリスタの私に語らせてもらえれば、一言で言うと「桑の葉グリーン茶は沼の味、桑の葉ほうじ茶は池の味」。私の味覚に自信はないが、どちらも海藻っぽく泥臭ささを感じる。どっちが旨いかと聞かれると、どちらも不味い。「健康は金で買わずに自分で手に入れる」と豪語したが、もう少し旨いのがあるのなら、金を出して買ってもいいような気がしてきた。

夏グミ 夏グミ

夏グミ 夏グミ

グミのコンフィチュール いつ摘むの?今でしょ!というくらい、枝もたわわに実をつける夏グミ。肥料も与えず、手入れもしないのに大豊作。まったく手を加えないのだから文字通り自然農法。いや農法ですらない、ただの野生のグミ。無農薬であるのは間違いなく、そのまま摘んで食べられる。この甘酸っぱさは、コンフィチュールにピッタリ。摘んできた実を水洗いして、虫食いは捨て選別。沸騰した湯に入れ、浮いてきたものからすくってザルに入れる。ザルの下に鍋を置き、木べらで潰して果肉を漉す。こうするとザルの中に種と絞りかすが残り、鍋にはトロトロのグミの果肉が溜まる。砂糖を加え弱火で煮詰めレモンの汁を入れる。熱いうちにガラス瓶に移し蓋をして完成。冷えると、少し柔らかめのジャムになる。一年に一度、この時期にだけ味わえる絶品のコンフィチュール。甘さと酸味のバランスが絶妙で、この味はグミ以外では出せないと思う。

ヤマグワの実 もう一つ、ジャムにはヤマ桑の実。実が小さいので収穫が大変なこともあり、今年は葉を活用することに。摘んできた葉を水で洗って蒸し器で蒸す。このあと細かく刻んで乾燥させて揉んでお茶にする。いわゆる「桑の葉茶」。桑の葉にはビタミン・ミネラル・食物繊維など栄養素がたっぷりで、特にカルシウムは牛乳の約24倍、鉄分は納豆の約15倍だというが、お蚕さんじゃあるまいし葉っぱをムシャムシャ食べるわけにもいかない。しかし、漢方では滋養強壮・血行促進に用いられ、桑の葉にしか発見されていない「デオキシノジリマイシン」という成分が「血糖値を下げ、血圧を下げ、抗酸化作用や便秘解消」に効果があるという。また、血糖値が抑えられるので低インシュリン状態が続きダイエットにもなるらしい。そういえば、肥満のお蚕さん?や糖尿病のお蚕さん?には逢ったことがない。そんなに貴重な価値ある葉っぱなら、ただ枯らしてしまうのはもったいないので煎じて飲むことにした。「健康は金で買わずに自分で手に入れる」をモットーに今日も山荘内を散策する。

桑の葉 桑の葉

マタタビ

マタタビの花

 緑が深くなるこの時期、葉が部分的に真っ白になり遠くからでもよく目立つ植物がある。「マタタビ」です。花の咲く時期になると枝先の葉が白くなることから、葉影に隠れる花に虫を誘うための戦略と云われている。たしかに葉の影に咲く白い花は、小さく目立たない。白い化粧をまとったマタタビの葉は、まるで粉を吹いているように見えるが触っても白い粉はつかない。表面が光を反射し白く見せているらしい。

マタタビ 植物は少しでも多く子孫を残すため、いろいろな工夫を身につけてきた。受粉のため、いかに虫をおびき寄せるかというのは大きなテーマの一つ。目立つように大きな花を咲かせたり、小さな花を沢山咲かせて大きな花に見せ掛けたり、花の色をアピールしたりと、それぞれの戦略は個性的。いわゆる「虫がつく」という言葉で異性間の結びつきを表現するが、結局は植物も動物もひいては人間も如何にセックスアピールするかで子孫繁栄を競うのは同じ次元の話。貴方が異性の目を引くために化粧をしたりファッションで華麗に変身しようとする行為が、まさにマタタビの白い葉っぱ。ちなみに私の髪が白くなったのは、華麗な変身ではなく加齢による変化。

 今は、目立たず隠れて咲く小さな白い花だが秋には実をつける。「猫にマタタビ」の言葉通り、果実はネコの大好物で酔っ払い状態になることで知られている。マタタビ酸という物質を含むため、猫類のライオンやトラでさえ匂いを嗅ぐだけで恍惚状態になるという。なんとも羨ましいかぎり、よほど気持ちがイイんだろうなあ。私の知る限りでは、匂いを嗅ぐだけで恍惚感に浸れる物質に巡り会ったことがない。これが世に言うイケナイクスリや葉っぱなのだろうか。「人間ヤメマスカ?」の世界の話なら、猫たちもマタタビをヤリ過ぎると猫じゃなくなってしまう可能性がある。それってヤバイじゃん。

 マタタビの実は完熟すると甘くなるが、大抵は甘くなる前に収穫され塩漬けやマタタビ酒に利用される。疲れた時に甘い実を食べると「また旅ができる」というのが語源らしく、またアイヌ語のマタタムビ(マタ=冬、タムビ=亀の甲)が変化したという説もある。マタタビ酒は、滋養強壮、痛風、リュウマチ、冷え性、腰痛に効くというが、どうせ呑むならキウイ酒の方が旨いと思う。キウイとマタタビは同じ種に属する仲間。

マタタビの葉 マタタビの葉

 マタタビの実は秋だが、こちらは夏に収穫する木の実。昨年不作だった夏グミが色づき始めた。なんといっても甘酸っぱいコンフィチュールは、この時期にしか味わうことのできない絶品のご馳走。以前、グミ味のグミを作ったが、今ひとつ商品化に踏み切るほどのデキには至っていない。というか、グミという菓子自体食べたいとも思わない。もうひとつ、これから収穫時期を迎える夏の味はポリフェノールの宝庫、マルベリーと呼ばれるヤマ桑の実。黒く完熟すると触るだけで落ちてくる。甘酸っぱくて旨いが口の中が紫色になり、食べてすぐ歯医者へ行くとビックリされること間違いなし。あの有名な童謡にも歌われている。♪夕やけ小焼けの赤とんぼ、負われて見たのは、いつの日か。山の畑の桑の実を小籠に摘んだは、まぼろしか。

夏グミ 山桑の実

オトシブミ クリの葉が巻かれて「揺りかご」(揺籃=ようらん)が作られている。オトシブミの仕業。葉を切って丸め、中に卵を産む。種類によって丸めた葉を地面に切り落とすのもいて、巻かれて落ちた葉が「落とし文」のよう。落とし文とは相手に直接手渡すことができないため、地面に置かれた手紙のこと。封建時代の直訴状であったりラブレターだったりする。なんとも昆虫だこと。

 栗の葉は結構固く葉脈も太いため、虫の大きさからするとかなりの力が必要だと思うが、子孫を残すには労力を厭わないらしい。産みつけられた卵が孵って幼虫になると、揺りかごの中の巻かれた葉を食べて成長する。一匹の幼虫を育てるために、その子専用の個室を作るという贅沢な子育て方法は、少子化になると過保護になりがちな人間のよう。

オトシブミ オトシブミ

コガタスズメバチの巣 ヤマツツジの枝にぶら下がるコガタスズメバチの巣。トックリを逆さにした特徴ある形は、巣内の保温と外敵の侵入防止のため。これは初期の巣で、女王バチが一匹で作ったもの。この後、女王バチは働きバチを生んで育てるが、働き蜂が羽化するとトックリの先を囓りとって球状になり、まわりにどんどん材料を貼り付け大きな巣に仕上げる。スズメバチは肉食なので、巣に蜜を蓄えることはない。スズメバチといえば恐怖の対象だが、コガタスズメバチは比較的おとなしく、樹を揺らしたり刺激を与えなければ襲ってくることはない。触らぬ蜂に祟りなし。

 真っ赤な落ち葉を見つけた。去年のものにしては、あまりにもキレイなので上を見上げたら一枝だけ紅葉している。まだ6月でこれから緑が深くなる季節に紅葉が始まるなんて、よほど気が早いモミジなのだろう。ノムラカエデやイロハモミジなら春から紅いが、青々とした樹の一枝だけの紅葉とは珍しい。何が原因なのだろう。

季節外れの紅葉 季節外れの紅葉

 そんなモミジの花の季節が終わり、プロペラ型の実がついた。竹とんぼのような羽の付いたモミジの種は、秋になると真ん中から半分に折れ、風に乗って遠くへ飛んで行く。
モミジの種 モミジの種

 今が盛りの「手まり潅木」。
手まり潅木 手まり潅木

ボーダーコリー 雨が降らない限り、ほとんど毎日午後は山荘で山仕事に精を出している。計画的に作業をするわけでもなく思いついたところから手をつけるのだが、草刈りにとどまらず混み合っている雑木を切り払い、古い樹でも長生きできるように手入れをしている。

 都会派のメイは連れて行っても、すぐに帰りたがるので置いていくが、自然派のララは嬉しそうに何処でも散策している。私が草刈り機やチェンソーを使っているときは近づいてこないが、作業を止めるとどこからともなく近くに寄ってくる。

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