日本原産のヤマブドウ

ヤマブドウ

 日本原産のブドウは、ヤマブドウ・エビヅル・サンカクヅルの3種類。ノブドウというのもあるが、葡萄の仲間ではなく食べられない。

 娘達を連れて歩く散歩道に、高い樹に絡まるヤマブドウの蔓がある。線路脇のJRの敷地内だが、誰の目にも留まらないらしく、毎年、私にとって「秘密のオイシイ場所」になっている。今年も実が色づいたので採ってきた。散歩の途中なので、まさか脚立を持って歩くわけにもいかず手の届く範囲でしか採れない。時期をみて高枝切りバサミ持参で総取りする予定。野生のブドウには3種類あるが、葉のカタチで区別がつく。これは正真正銘のヤマブドウ。

ヤマブドウ ヤマブドウ

 今回は、量が少ないこともあり実を摘み取り水で洗った後、鍋に入れ少し水を足して火にかけた。泡がグツグツ出るまで煮たあと、マッシャーで潰し漉してジュースを搾った。出来たヤマブドウの原液にガムシロップを加え、水や炭酸で割ったり焼酎に入れて楽しむ。これがホントのワインレッド・・・

ヤマブドウジュース

 たくさん採れた年にはジャムにする。8年ほど前に採ったモノがラム酒に浸けて寝かせてあり、たまにチビチビやる。甘みは氷砂糖を使わずレーズンにしてあるので、言葉に表せないナントモ複雑な味がする。

ヤマブドウラムレーズン ヤマブドウラムレーズン

持ちつ持たれつ

 私たちが暮らしていく上で、知らなくても良いことは沢山ある。別に知ったからといってナニが変わるということもないが、知ることによって世の中の見方が変わることもある。そんな話を一つ。

 大雑把にいうと、生物界は「植物・動物・菌類」の3つに分類される。この他、藻やアメーバのような原生生物と細菌を加え5つに分けることもあるが、とりあえずワカリヤスク3つで話を進めよう。概念的に植物・動物は理解しやすいと思うが、菌類とはキノコ・カビ・酵母のようなモノをいう。

 「植物」は、光合成によって二酸化炭素を利用してデンプンなどの有機物をつくる。他の生物は、この有機物を利用して生きている。こう考えるとオオモトは二酸化炭素だが、地球上の二酸化炭素の量には限りがあり、もし補給されなければ250~300年で使い尽くされてしまう。

 ところが現実には、二酸化炭素の量は減少しない。これは「動物」が、酸素呼吸をして二酸化炭素を放出しているからだと考えがちだが、これだけでは「植物」が利用する二酸化炭素の量を賄うことはできない。そのほとんどは「菌類」が有機物を無機物である二酸化炭素に還元する働きによって得られているのである。

 したがって「動物」は、二酸化炭素を出すことよりも、食物を消化吸収し排泄することで、有機物を細かく砕き「菌類」が働きやすい環境をつくることで大きな役割を果たしている。

 このように生物界は、植物・動物・菌類の3者によって構成され、地球規模で物質循環を行う生態系がつくられている。この物質循環は、地球上における有限の物質を無限に利用する道を開いたものであり、生物界繁栄の基盤といえる。

 なんとも壮大な自然の営みだ。これからは感謝の念を抱いてキノコを食べることにしよう。

 少し前のことだが、お祝いの席に出席した。お寺の住職の結婚披露宴。380名もの出席者という規模の大きさに圧倒されたのは久々。お寺の世界は、今だにバブリーなのだと思えるほどの豪華絢爛ぶり。高貴なお坊さんの来賓祝辞は、さすがに素晴らしく流暢で説得力がある。乾杯に至るまで1時間以上。アリガタイ気分になってしまった。

 お寺の婚礼らしく新郎は法衣をまとい、新婦は文金高島田に打掛という伝統的なスタイルで始まったのだが、宴もタケナワ、なんとウェディングケーキ入刀の場面が。

 うーん、なんとも仏様とキリスト様が一緒になったような感覚。これは、ひょっとしたらの予感通り、タキシードとドレスにお色直しのあとキャンドルサービス。そういえば、豪華な料理も精進料理ではなく和洋折衷だった。

 そうだよなあ。いくらなんでも「カステラ入刀」とか「お線香サービス」なんてのは相応しくないモンなあ。

抜歯塚供養

 我が家の恒例行事「抜歯塚の供養」。毎年秋分の日には、1年間に抜いた歯を埋葬し供養する。昭和42年以来欠かさず行なわれているので、もう40年以上も続いている。この抜歯塚を護るために野花南山荘を維持しているようなもの。今年も命を支えてくれた数多くの歯牙に感謝しつつ無事供養できました。

 石碑には、以下のように刻まれている。

  我自従事医業二十年以人憂為我憂以人病想
  我病見人災厄擬我身常以欺心境行診療抜去
  患歯逅巨万収在函中今日開函埋地中永欲賛
  歯牙労苦及建立記念碑営供養刻石章所以也

 抜歯塚の由来など詳しくは→[こちら]に掲載。
 鎮犬碑については→[こちら]に掲載

抜歯塚 鎮犬碑

 Tシャツの首と胴回りにゴムを通し尻尾の部分に穴を開け、安上がりの「ひっつき虫」対策万全のスタイルになったメイとララだが...

ボーダーコリー

ボーダーコリー ボーダーコリー

 山荘に着き、これで安心と目を離していたら、いつの間にか何処で脱いだのか完全なヌード状態で「ひっつき虫」だらけ。その辺を駆け回っているうちに脱げてしまったらしい。

ひっつき虫 ひっつき虫

 この「ひっつき虫」は、キンミズヒキの実。夏には黄色の花を咲かせるバラ科の植物。熨斗袋につける「水引」に似ていることから名付けられたのだが「金色の水引」とは縁起がイイ。花の咲く時期に採り天日に干したものは、口内炎・止血剤・抗菌・消炎・鎮痛に効果のある「龍牙草」や「仙鶴草」の名で漢方薬として用いられる。お風呂に入れると疲労回復の効果があるらしいが、我が家の24時間風呂では無理。

キンミズヒキ キンミズヒキ

 道端には、短い秋を惜しむかのようにアカマンマ(イヌタデ)が咲き乱れている。このアカマンマも赤飯を連想するイイ名前だ。昔、子供達のオママゴトには欠かせない花だった。

アカマンマ

 本格的な紅葉はこれからだが山道には確実に秋の気配が漂っている。そろそろラクヨウシーズンも終わりを迎える。今日もたくさん収穫し味噌汁を頂いた。秋の恵みに感謝!

ラクヨウ

ボーダーコリー このところ札幌や東京へ出掛けることが多く、草刈りやキノコ狩りから足が遠のいている。我が家の娘達も山荘で駆け回る機会が減りストレスが溜まり気味。この連休中オモイッキリ遊ばせてやろうと思っている。

 ただ、この季節、草むらに入ると「ひっつき虫」でヒドイ目に遭う。ひっつき虫といっても昆虫ではなく、オナモミやヌスビトハギのような植物の小さな実やタネのこと。人の服や動物が触れると必ずくっついてくる。まるでマジックテープのよう。私のズボンにも結構つくが、娘達の毛に絡む数はハンパじゃない。ヒドイときには全身に何百個もつけて帰ってくる。これを取り除くのが一苦労。

 脚や尻尾は仕方がないとして、せめてお腹や背中につかないようにと服を着せることにした。何でもお金をかけずに工夫するのが我が家の家風なので、とりあえず私のTシャツを着せてみた。結構、似合うじゃん。

 東京で大変な想いをするのが、タバコの吸える店が少ないこと。先日、友人と待ち合わせたあと「タバコの吸えるとこ行こか」と誘われたのが品川駅前ウィング高輪にある「アンナミラーズ」。店に入って最初に目につくのがウェイトレスのコスチューム。超ミニスカートに胸を締め上げるエプロン姿。メイドカフェかと思ったが、ファミレスだという。歴史は古くもとはアメリカのチェーン店だったらしいが、現在は、アンマンの井村屋が経営しているとのこと。

 

 

 目のヤリ場に困るほどインパクトがある。というより、よく出来てるよなあ。いわゆる「寄せてアゲル」という言葉がぴったりの制服。メニューの値段はそこそこ高いが、コーヒーは何杯でもおかわり自由。というかナイスバディのウェイトレスさんがカラになったカップを見つけると、こちらがイイというまで何杯でも注いでゆく。まるでワンコソバならぬワンココーヒーだ。

 しばらく、そこで時間を潰したあと用事を足しに出掛けた。夜になり同じホテルに泊まる友人と戻り、部屋に入る前に「小腹がすいたなあ」ということで、再び「アンナミラーズ」へ。別に私たちは、ヤラシイ目線を満足させるために行った訳ではない。ただ、タバコが吸えるというだけなのだが、別に言い訳する必要もないか。

 翌朝、チェックアウトしたあと出掛けるには時間が早いということで、またまた同じ場所へ。なんと2日間で3回目の「アンナミラーズ」。ここまでくると、我ながらヘンタイと思われてもショウガナイカ状態。ひょっとしたら、店の人も覚えていて「コイツら、よっぽど好きなんちゃう?」と思われたんじゃないかなあ。

 ちなみに写真は、私が撮ったモノではありません。いくらなんでも、この店内でカメラを持ち出す勇気はありません。ネット上で拾ったものですからあ...

遠い昔のラヂオのこと

 「9500万人のリクエスト」かあ。懐かしいなあ。当時、日本の人口は1億人に達していなかったんだ。あの頃、音楽との接点はラジオだった。アノ番組を初めて聴いたのは中学1年の頃、従兄弟の家に泊まったときだった。不思議なことに最近ではよく物忘れをするのだが、その頃のことはハッキリと記憶に残っている。イッペンに60年代ポップス専門番組に心をつかまれてしまった。進行役は小島正雄さん。Cash Boxのランキングも紹介されていた。当時は夜8時からの1時間番組だったような気がする。

 ネットで調べてみると、当時のランキングが載っていた。ビートルズがデビューした1963年の放送には、まだ彼らの名前は出てこない。国内でビートルズがブレイクし、ヒットチャートを独占するのは翌年から。(1963年9月13日放送のヒットチャート)
1位 アイ・ウィル・フォロー・ヒム(リトル・ペギー・マーチ)
2位 悲しき雨音(カスケイズ)
3位 ヘイ・ポーラ(ポールとポーラ)
4位 ミスター・ベースマン (J.シンバル)
5位 大脱走のマーチ (サントラ)
6位 サンライト・ツイスト(J.モランディ)
7位 サマー・ホリデイ(クリフ・リチャード)
8位 パフ(ピーター、ポール&マリー)
9位 キューティーパイ(J・ティロットソン)
10位 恋のバカンス(カテリーナ・バレンテ)
11位 悲しき悪魔(エルヴィス・プレスリー)
12位 禁じられた恋の島(エリオ・ブルーノオーケストラ)
13位 悲しきカンガルー(P・ブーンorR・ハリス)
14位 ヤング・ワン(クリフ・リチャード)
15位 暑い夏を吹っ飛ばせ(ナットキングコール)
16位 風に泣いている(ポール・アンカ)
17位 涙のバースデイパーティー(L・ゴア)
18位 サーフィンUSA(ビーチ・ボーイズ)
19位 けんかでデート(ポールとポーラ)
20位 メッカ(ジーン・ピットニー)
21位 ラッキー・リップス(クリフ・リチャード)

 どの曲も懐かしい。私の音楽の原点はこの辺にあるのかもしれない。この他、前田武彦の「ヒットパレード」や「S盤アワー」「L盤アワー」という洋楽番組もあったなあ。

 高校2~3年の頃になると、深夜放送を聴くのが日課となった。机に向かって参考書を拡げ「勉強しているらしいモード」に親が安心しているのをイイことに耳も心もラジオに捕らわれていた。どちらかというと「オールナイトニッポン」より「パックインミュージック」派だった私は、金曜深夜の「なっちゃんチャコちゃんの野沢那智・白石冬美コンビ」の「御題拝借」のファンだった。

 ただこの頃、もっと気になる番組があった。午前2時くらいからの10分か20分の短い番組だったが、乾宣夫がピアノでスタンダードナンバーを弾き語りする「マジックピアノ」。オープニングはオカマっぽく、ゆったりと間延びした声で「こんばんは~、イヌイノブオで~す。ま~だ起きてるの~?」で始まる。この番組で数多くのスタンダードナンバーに触れ、あとあと私がJAZZを好むようになる下地ができたのだと思う。

 中高生の頃に聴いたポップス番組、深夜放送を経て浪人時代はFEN、大学に入ってからFM放送という変遷を経て、私の音楽人生に多大な影響を及ぼしたラジオだが、まさか自分が50才を過ぎてからDJで番組を持つとは夢にも思わなかった。

 ラジオは聴くのも出るのも楽しかったなあ。

 本日(9/9)午前零時、ビートルズのデジタル・リマスター盤が世界同時発売。銀座のレコード屋さんでは、夜中に行列ができたとか。違うか、今はレコード屋さんじゃなくCDショップと言うんだっけ。デジタルというくらいだから、もちろんCDでリリース。初期のアルバム4作はステレオ音源にリマスターされたらしい。

 今だに根強いファンがいるビートルズだが、それぞれの年代によって受け止め方はイロイロなんだろうなあ。すでに人生の下り坂を歩いている私が、今の若い人たちに唯一自慢できることといえば、ビートルズとリアルタイムで過ごしてきたということくらいだ。中学2年の時、「プリーズ・プリーズ・ミー」を、それに続く「抱きしめたい」を聴いたときの心の高ぶりは、それまで聴いていたクリフ・リチャードやポール・アンカやプレスリーでは到底感じられなかったモノ。ナニかが違う。理性で感じるのではなく肌で感じるナニかが違う。曲のテンポにカラダが反応する。そこからヤツラとのツキアイは始まった。

 音楽的な変遷は目まぐるしく変わり、ロックン・ロール時代からラバー・ソウルあたりの美し過ぎるメロディを経てサージェント・ペッパーからアビーロードへと移りゆく。私にとって最高傑作と思われたラバーソウルを凌ぐアルバムを次々と出してゆく。一時私は、ヤツラはきっと宇宙人に魂を売った代わりにメロディを与えてもらってるんじゃないかと真剣に考えたことがある。それほどに美しく、かって誰もが創り上げることができなかったメロディが次々と発表された。結局、それが今スタンダードナンバーとして私たちの周りに満ちあふれている。

ビートルズ赤盤レコード これまでヤツラと長くツキアッテきた私だが、夜中に並んでまでリマスターCDを買おうとは思わない。デジタルだとかモノラル盤がステレオになったとか、そんなことはどうでもイイことだ。どうせ高域なんか聴こえない年齢になってきたということも理由の一つだが、私は昔、音を聴いていたのではない。音楽を聴いていたのだ。お小遣いを貯めて、やっと手に入れたスピーカーが1個しかついていない卓上レコードプレーヤーで、サファイア針が擦り切れるまで、ビートルズと一緒に幸せな時間を過ごしてきた。

 そんな想い出をデジタルだとかイイ音だとかで聴きなおしたとしても、あの頃の感動を手に入れることはできないだろう。だから今だに赤盤のレコードでヤツラと一緒に時を過ごしている。

 当時、東芝からでていたビートルズは、赤い透明なレコードだった。レコード界の技術革命、静電気が起きず永久にチリホコリがつかないといわれた「EverClean」という赤いレコードは今だに健在で、今でも充分私に温もりを与えてくれている。

 太平洋側を通り過ぎた台風のせいで雨が続いていた。晴れ間が見えてきた午後から、心は早くも野花南山荘のキノコ狩り。心ココニアラズの心境で素早く診療を済ませ速攻で出掛けた。

 雨上がりは「雨後の竹の子」のごとく、そこらじゅうラクヨウキノコだらけと期待して行ったのだがアトカタもない。私が山に入る前に誰かが根こそぎ採っていったらしい。クヤシーイ!キノコ泥棒だあ!勝手に人の敷地に入りやがって1本残らず採っていったようだ。

 しょうがないので、いつもより深く分け入って探したが、マッタク見つからない。こりゃダメだとアキラメ、暗くなりかけた山道をトボトボと帰り始めたら、笹ヤブの向こうに何か異様な物体が見える。白いような黄色いようなウサギのような固まり。なんだろう?と近づいてみると「ナンダコリャア!」

 最初は、マイタケだと思った。「ヤッター!」とオモワズ踊り出しそうになったが、よくよくみるとマイタケにしては色が明るすぎる。

ハナビラタケ

 暗いのでフラッシュを焚いてみる・・・

ハナビラタケ

 30センチはあろうかという巨大なキノコを採ってきた。食べれるんかなあ、毒キノコかなあと不安と期待をかかえ家に帰りキノコ図鑑で調べてみた。

な・な・な・なんと!

 「幻のキノコ」「次世代のキノコ」「免疫キノコの王者」と言われる「ハナビラタケ」だということがわかった。図鑑によると、葉ボタン状で30cmにもなる巨大なキノコ。ヨーロッパでは「カリフラワーマッシュルーム」、特にフランスでは「モリーユ・デ・パン」と呼ばれ人気があるらしい。

 早速、インターネットで調べてみると、最近、健康食品として人気が高く、栽培モノの加工品でもエライ高価な値段で売られているらしい。健康を維持するβ-グルカンという成分が、アガリクスの3~4倍も含まれ、このキノコ特有のβ1-3Dグルカンの含有量が100g中43.6gと驚異的に多いらしい。ナンノコッチャと思ったら「末期ガンの患者10名にハナビラタケ製品を摂取させたところ、6名のガンが縮小し、そのうち2名のガンは消えた」という記事を読んで驚いた。その上、天然モノは「知る人ぞ知る幻のキノコ」と言われるくらい貴重なモノらしい。

 ウーン、スゴイモノを見つけてしまった・・・

ハナビラタケ

 まずは、喰わねば!ホントに毒じゃないんだろうなあ、似て非なるモノなんてこたぁないだろうなあ。喰っても死なねぇだろうなあ。濃い塩水に浸し、虫出しのあと水洗い。まずは試しにバターで炒めてみる。最初黄白色だったキノコが熱を加えると少し黒ずんできた。見た目は豚ホルモンの煮込みのようだ。

ハナビラタケ

 私が食べて30分後に何ともなかったら、自分も食べるというツレナイ家内の目の前で恐々ひと口。ん?旨い!味はクセが無く歯触りが良く、食感はコリコリ・シャキシャキ。キクラゲとマイタケの中間みたい。野性的なマイタケの香りがする。これは、ぜひキノコご飯にしなければ!ということで、タップリ入れてご飯を炊いた。

ハナビラタケ

 旨かったなあ!こんな幸せは久しぶりだあ。って、つい最近もラクヨウキノコの味噌汁を飲んで幸せだあと言ってたはずだが。食べ終わって3時間は経過したが、特に身体に異常は現れない。毒キノコじゃなかったみたい。正真正銘のハナビラタケ。1.2キロはあったからなあ、天然モノだから買うとしたら1万円は下らないかも。

 明日は、β1-3Dグルカンとかいうモンのおかげで元気に過ごせそうだ。偶然だとはいえ、キノコ泥棒に感謝!

夜の蝶は夜行性?

 植物や昆虫には、よく似たものが沢山ある。秋になると黄色の花を咲かせるセイタカアワダチソウとオオアワダチソウの違いがよくわからない。蝶は羽を閉じて留まり、蛾は羽を広げて留まると言われているが、羽を広げて留まるタテハチョウという蝶もいる。蝶と蛾の違いを調べていたら、蝶は昼に活動し蛾は夜行性だと書いてあった。じゃあ「夜の蝶」って、ナニ?

セイタカアワダチソウ

 羽を広げて留まっているこれは、蝶なのか蛾なのか。

 

 最近では生物学的根拠が薄いという理由で、蝶と蛾の分類自体がナンセンスとされているらしいが、大まかな特徴として、留まるとき羽を閉じるか広げるかの他に、蛾は夜行性なので体温を保つため厚い鱗粉で覆われ、蝶に比べ胴体が太く色が地味だという。

 艶やかに着飾り「鮮やかな色彩の蝶」を連想することから、川口松太郎は「夜の蝶」と題して小説を書いたのだろう。しかし実際には、胴体が太く地味なのに厚い鱗粉を塗ったくり、座るときに羽(股?)を閉じない「夜の蝶」もいる。

きのこの山

 昨夜からの大雨は、午前中まで降り続き昼には上がった。こんな日はキノコ狩りに最適。この時期の野花南山荘は、キノコの宝庫。特に雨上がりには、そこらじゅうに顔を出す。いつも草を刈る広場や池や畑や抜歯塚の周りでも散策しながら見つけることができる。

落葉きのこ

山荘にはお椀を伏せたような低い山が2つ並んでいる。普段、手入れをするのは手前の山裾だけだが、あまり足を踏み入れない奥の山はカラマツ林なので、落葉キノコの時期だけ中へ入る。そこらじゅうキノコだらけだ。今夜もラクヨウの味噌汁を頂いた。満足満足!

落葉きのこ ラクヨウキノコ

月島もんじゃアイス

 先日、月島のモンジャ屋さんで熱い鉄板に触れヤケドをしたが、触ってもヤケドをしないモンジャの鉄板があるらしい。これが、そのモンジャの器械。表面は-10℃だとか。エー、これで焼けるの?

 

 横浜の八景島シーパラダイスに「リトル・ダーリン」というアイスクリーム屋さんがある。そこでは、-10℃の大理石の上にアイスやフルーツを乗せ、モンジャ焼きに使う大きい方のヘラでグチャグチャにカキ混ぜるらしい。名付けて「もんじゃアイス」。チョコレートアイスとバナナ、バニラにフローズン苺などをグチャグチャにするメニューが、なんと120種類もあるそうだ。

 ヘラでグチャグチャにするのは、まるでモンジャと同じスタイル。絶妙なネーミングだなと思っていたら、なんと「月島もんじゃアイス」というのもあるらしい。アイスの上に小エビ・天かす・青海苔・紅ショウガのトッピング、その上にソースがかかっているとのこと。

 きっと、モンジャ好きの人が考案したのだろうが、これはヤリ過ぎだ。ゲロ状のモノに違和感を感じない方々にとっては、ストライクゾーンを外してはいないのだろうが、私にとってはデッドボール。いや、それ以前にボークだ。だって、これが溶けたときの姿を想像すると...

初体験の月島もんじゃ

 さすがに3日間も東京にいると疲れます。日歯連盟理事会、需給問題協議会と2つの会議の日程の合間をぬって東京見物。田舎モンの私は暑い東京の街中をウロウロ。在京の友人に「ナニ食べたい?」と聞かれて「モンジャ」と答えた私に「エー、あんなモン喰うんかよ!」と、細い目をより細くして田舎モンを見る目つきで言われてしまった。どうも都会のリッチな連中には人気がないようだ。結局、モンジャの本場「月島」へ出掛けた。

 月島の商店街には軒並みモンジャ屋さんだらけ。中には店の外に大勢並んでいるところも。いくら私が田舎モンでも並んでまで喰いたいとは思わない。さすが在京の友人、モンジャの老舗「いろは」に目をつけていたらしく冷房の効いた涼しい店内でモンジャにありつくことができた。なんたって、あのクソ暑い日に熱い鉄板の前で汗はかきたくないもんなあ。「初体験は気持ちイイ」という座右の銘にしたがって、いざ、モンジャに初挑戦。見た目は、まるでゲロだあ。

 

 このドロドロの物体の焼けた部分をヘラですくって食べる。旨いじゃん!結構イケル。ミックス・桜エビ・餅チーズの3種を頂いたが、桜エビが一番旨かったなあ。ところが、焼いてる途中で2度も指が鉄板に触れヤケド。痛いのなんの水ぶくれ。氷水に指をつけ応急処置をしながら食べ続け、ビールを飲み続け、店を出る頃にはかなり酔っていた。

 

 デザートには「あんこ巻き」。ナンノコッチャと思ったが見た目そのまま。都会の友人は器用に巻いていく。ナンダ結構慣れてるじゃん。さては、しょっちゅう来てるんじゃないの。

 


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