日本原産のブドウは、ヤマブドウ・エビヅル・サンカクヅルの3種類。ノブドウというのもあるが、葡萄の仲間ではなく食べられない。
娘達を連れて歩く散歩道に、高い樹に絡まるヤマブドウの蔓がある。線路脇のJRの敷地内だが、誰の目にも留まらないらしく、毎年、私にとって「秘密のオイシイ場所」になっている。今年も実が色づいたので採ってきた。散歩の途中なので、まさか脚立を持って歩くわけにもいかず手の届く範囲でしか採れない。時期をみて高枝切りバサミ持参で総取りする予定。野生のブドウには3種類あるが、葉のカタチで区別がつく。これは正真正銘のヤマブドウ。
今回は、量が少ないこともあり実を摘み取り水で洗った後、鍋に入れ少し水を足して火にかけた。泡がグツグツ出るまで煮たあと、マッシャーで潰し漉してジュースを搾った。出来たヤマブドウの原液にガムシロップを加え、水や炭酸で割ったり焼酎に入れて楽しむ。これがホントのワインレッド・・・
たくさん採れた年にはジャムにする。8年ほど前に採ったモノがラム酒に浸けて寝かせてあり、たまにチビチビやる。甘みは氷砂糖を使わずレーズンにしてあるので、言葉に表せないナントモ複雑な味がする。