少し前のことだが、お祝いの席に出席した。お寺の住職の結婚披露宴。380名もの出席者という規模の大きさに圧倒されたのは久々。お寺の世界は、今だにバブリーなのだと思えるほどの豪華絢爛ぶり。高貴なお坊さんの来賓祝辞は、さすがに素晴らしく流暢で説得力がある。乾杯に至るまで1時間以上。アリガタイ気分になってしまった。
お寺の婚礼らしく新郎は法衣をまとい、新婦は文金高島田に打掛という伝統的なスタイルで始まったのだが、宴もタケナワ、なんとウェディングケーキ入刀の場面が。
うーん、なんとも仏様とキリスト様が一緒になったような感覚。これは、ひょっとしたらの予感通り、タキシードとドレスにお色直しのあとキャンドルサービス。そういえば、豪華な料理も精進料理ではなく和洋折衷だった。
そうだよなあ。いくらなんでも「カステラ入刀」とか「お線香サービス」なんてのは相応しくないモンなあ。