体力が落ちたせいかモチベーションが高まらず、春先にチェンソーを振り回して頑張っていた薪づくりも二階のベランダいっぱいに積んだところでヤル気を失い途中で挫折。一冬超すには足りないので今年は薪を購入することにした。

 そうなると午前は診療、午後は山仕事という日常に変化が。午後は、ほとんど自宅で過ごすというパターンになってしまい、ただでさえ何かしていないと落ち着かない性格なので、アマゾンプライムやネットフリックスでの映画三昧の日々もすぐに飽きてしまう。

 そこで始めたのが、ツーバイフォー材でベンチを作ったりテーブルを作ったりの木工作業。もともと木工でゲーム盤を作るのは得意なので、木を削ったり磨いたりしていると無心になれて楽しい時間を過ごすことができる。幸いに一階の薪置き場がそっくり空きスペースになっていて、作業場の確保に問題はない。

 まずは「何かを作る前に」「何かを作るための作業をする場所」、つまり作業台を作ることに。自分なりに使い勝手良く設計し自作。構想を練り始めて約1か月、試行錯誤しながら遂に完成。併せて作業用ハイスツールも製作。

木工作業室

 クランプをかけやすいように部分的にスノコ状にしている。

木工作業台

 クランプやバイスは、一人で作業するには必須アイテム。誰かに抑えてもらうという手間を肩代わりしてくれる頼りになる奴。

木工バイス

 棚にバラバラに置いてあったクランプ類を壁掛け収納に。

木工用クランプ

木工用クランプ

 電動ドリルや丸ノコ、電動カンナ、サンダー、グラインダーなど。

木工用電動工具

 作業台作りに情熱を傾け楽しい時間を過ごしてきたので、その出来栄えに満足しつつも完遂症候群。せっかく作業台ができたというのに、次に何を作ろうかと考えても何も浮かんでこないのが困ったもんだ。

 天気と相談しながら作業を進めていたブランコ修理が、やっと終わった。サビ落とし、ペンキ塗り、座板の加工塗装、ロープワーク、何色にしようか迷いながらホームセンターをウロウロ、どれも楽しい。

 一応目安としてロープの長さを決め座板に結んでいたが、実際に吊るして乗ってみると意外に伸びる。ブランコの安全基準*では、最低地上高は35㎝らしい。それ以下だと危険ということなので、座板の位置をそれぞれ地面から40cmと45cmに調整。片方のロープを結んで固定、それに合わせて反対のロープを結ぶ。その都度、乗って揺らしてロープの伸びを確認。水平でなければ結びなおし。何度も繰り返し満足な結果になったのはいいが、あまりにも揺られ過ぎてクルマ酔い状態。

 錆びたチェーンの代わりに、対候性耐水性があるという16mmのクレモナSロープを使用。吊るす部分は、ネットで検索した漁師結び。確かに強固。リングキャッチの部分でステンレスリングを外せるようにしたので、冬期間はロープを外し座板をハウスに片付けることができる。

 いかにも遊具という感じのポップな配色に満足している。イメージは「ポップミュージック(juice=juice)のMV」。今まで、この作業を内緒にしていた孫にLINEで完成画像を送ったら「ブランコ、どうやってつくったの?」と返信。「サビをおとしてペンキをぬって...」と返すと「だとおもったよ。ジイジのてにペンキついていたからね」。とっくにバレていたみたい。これで喜んでくれればジイジ冥利に尽きるというもの。

ブランコ修理 ブランコ修理

ブランコ修理

ブランコ修理 ブランコ修理

ブランコ修理

ブランコ修理

*都市公園における遊具の安全確保に関する指針(国土交通省)によると、一方向ブランコの場合、スイングクリアランス(着座部底面の最下点から着地面までの間隔)は、子どもが着座した状態で350㎜を基準とし、+100㎜までは許容範囲とする。

 松下製16cmフルレンジ用に製作した平面バッフルだが、コーラル8A-70のグラマラスなマグネットに魅了され、「よっぽどイイ音で鳴るんだべなあ」と、バッフルの穴径を20cm用に拡げて取り付けた。ところが、低域の厚さに比べ高域が伸びずバランスの欠いた音に不満を感じ結局、元の鞘に収まるべく20cm用に開けた穴を薄いサブバッフルで塞ぎ16cmに戻してみた。しかし最初のメリハリある音には程遠く、まるでラジカセ並みの音質。試行錯誤の末、18mm厚の集成材をもう1枚貼り合わせ36mmの厚さに。バッフルの振動が激減しクリアで、バランス良く心地良いサウンドで鳴っている。アルテックグレーに塗装し、今はお気に入りのスピーカー。ここまで長い道のりだったなあ。

▼第一世代:16cmフルレンジ(松下通信工業Hi-eff EAS-16P90SN)
平面バッフルスピーカー(1) 平面バッフルスピーカー(1)

平面バッフルスピーカー(1)

▼第二世代:20cmフルレンジ(コーラル8A-70)
平面バッフルスピーカー(2) 平面バッフルスピーカー(2)

平面バッフルスピーカー(2)

▼第三世代:20cm用の穴を薄いサブバッフル板で塞ぎ16cm用に改造。
平面バッフルスピーカー(3) 平面バッフルスピーカー(3)

平面バッフルスピーカー(3)

▼第四世代:18mm厚の集成材をバッフル板に貼り合わせ最終的に厚さ36mm。16cm用に穴を開け、アルテックグレーに塗装。
平面バッフルスピーカー(4) 平面バッフルスピーカー(4)

平面バッフルスピーカー(3)

関連:平面バッフルスピーカー(1)
関連:平面バッフルスピーカー(2)

木製オセロを自作する

 今から30年以上前、仕事も遊びも半端なく忙しかった頃。何かに追われるように日々を過ごし、自分のための自分だけの時間というものに飢えていた。そんなとき没頭したのが「大人のオモチャづくり」。深夜、帰宅してから黙々と木を削り研磨する。それだけで心落ち着く自分だけの時間を過ごし、結果として「コリントゲーム」「対戦型テトリス」「バックギャモン」が出来上がった。次の作品は「オセロ」と決めていたが当時、無敵だった私が小学生の三男にどうしても勝つことができずいつもボロ負け。あまりの悔しさに「オセロ」製作には至らなかった。

 ボードゲームには、まったく運に作用されず実力のみで戦うものと、ある程度の運が勝ち負けに影響するものがある。それまで作ってきたものは、サイコロの出目やルーレットの示す結果に左右されるものばかり。ツキが勝利の女神を連れてくるスタイルなので、スリリングで面白く興奮のルツボにハマる可能性も大なのである。ところが、オセロに関してはツキに左右されない。将棋や囲碁など実力を伴う勝負を好まない私は、どうも運のみで生きてきたようだと最近気がついた。

 5歳の孫とオセロで遊ぶようになった。3歳の孫も参戦するが、途中で盤面がグチャグチャ。案の定、駒を紛失。終盤が戦えない状態なので、丸く切り抜いた紙を黒く塗り代用している。マグネットの駒だけを探したが、バラ売りはないようなので一念発起。30年前を想い出し木工でオセロを製作することにした。丸棒を鋸で輪切りにしサンドペーパーで磨く。駒ができたら盤の製作。穴を開けたベニヤを同じサイズのベニヤに重ね貼り合わせ、細い角棒で縁取り。手作り感満載だが、ニスで塗装するとソレなりに格好よく見える。もし駒を失っても丸棒さえあれば、いつでも補給できる。

 まだ5歳なので教えながらワザと負けたりしているが、いつか敵わなくなる日がくるに違いない。その時、このオセロを作ったことを後悔するのだろうか。負けず嫌いのジイジ。

木製オセロ・木製リバーシ

木製オセロ・木製リバーシ

関連:他の木工作品

コーラル8A-70 バスレフスピーカーボックス開口径20cm

 20cmフルレンジスピーカーをヤフオクで手に入れた。16cmを「平面バッフル」で鳴らし満足しているが、そこは浮気なオーディオマニア。ついつい大柄でマグネットがグラマラスな20cmに色気を感じ手を出してしまった。お気に入りの本命16cmは、このままの状態で置いておきたい。そこで、古いスピーカーボックスに20cm開口バッフルをつけセッティングしてみた。

 アルテックはバックロードホーンで横に開口部があり広い音場を形成していたし、平面バッフルは音場の広がりこそが特筆すべき長所。ところが、バスレフ箱に入れたコーラル8A-70は、スピーカーボックスの存在を感じさせてしまう。フルレンジ一発であるにもかかわらず定位が悪い。

平面バッフルスピーカー自作 やむなく、16cmフルレンジを平面バッフルから外し、20cm用に穴を開け直しセッティング。やっぱり、これだ。一度平面バッフルを聴き慣れてしまった耳には、この音場の広がりと定位感は譲れない。ヴォーカルはセンターに定位するだけでなく奥行を感じるし、16cmに比べコーンが大きい分低音がしっかり再生される。若干高域に不満は残るが、もともと有毛細胞が減少し高域が聴こえにくいことを考えれば良しとしなければ。とはいえ、スピーカーとバッフル板を直付けにしたり、コルク板でガスケットを自作して挟んでみたり、袋ナットや軽トラ荷台用ゴムマットをインシュレーターにしてみたりの試行錯誤のチューニング。袋ナット3点置きでも前に1箇所後ろに2箇所の時と、その逆では音は違って聴こえる。細かな調整に明け暮れる日々だが、目標とするのは結局16cmフルレンジの中高域の音。

 であれば、サブバッフルを付けて16cmに戻せばイイだけの話なのだが、それができない。せっかく縁あって私のところへやって来た浮気相手の20cm、なんとか思い通りにしてみたいと願うのがオトコのロマン。と、もがきながら前に進もうとしている自分を愛おしく想う本末転倒なオーディオマニア。

平面バッフルスピーカー自作

平面バッフルスピーカー自作

袋ナットインシュレーター ゴムマットインシュレーター

関連:平面バッフルスピーカー

 昔ながらの水銀体温計、最低でも5分は脇に挟んでジーッとしているのはツライ。電子体温計の場合、ほぼ1分。しかも計測が終わると、ピピッという音で知らせてくれるスグレモノ。

 昨年11月に10日間ほど入院したが、その電子体温計のピピッとなる音が聞こえないことに気づいた。看護師さんに渡された体温計を脇に挟んでいると「はい、鳴りました」と言われるが、自分ではまったく気づかない。朝の検温を自分で記録しようと脇に挟むが、いつまで経ってもピピッといわず壊れてんじゃないのと思うがちゃんと計れている。

聴力検査 テレビの音量が以前より大きくなっているのはわかっていたが、まさか聞こえない音があるなんて思いもしなかった。退院後、体温計を使うこともなく不自由なく過ごしていたが、なんと「ためしてガッテン」で「難聴が認知症の原因」という番組を視てしまった。

 内耳にある蝸牛という器官に音の振動を感じる「有毛細胞」という毛が並んでいるらしい。この細胞は音を電気信号に変えて脳に伝える働きをするが、年齢と共に毛が減少し高齢になると高い音が聞こえづらくなると。

 まさに、これだあ。原因は、毛だったのかあ。

 じゃあ、どうしようもないじゃん。と開き直っていたが、耳鼻科で耳掃除をしてもらったら聞こえるようになるかもと家内が勧めるので、淡い期待を胸に受診。耳の中はキレイですと。ヘッドフォンをかけて聴力検査。低域に異常なし、中域がやや聞こえづらく高域はかなり聞こえてないという結果。「毛ですか?」と聞くと「毛です」。「対策は?」と聞くと「ありません」。低域が正常なので補聴器を使うと、その部分だけ大きくなって余計聞こえにくくなるらしい。

アルテック 淡い期待を裏切られ、結構ショック。何よりもイイ音で聴きたいと長年連れ添ってきたオーディオ機器。ジャズでシンバルの響きを如何に生音に近づけるか、自然で伸びやかなベースの響き、つばきが飛んでくるようなサックスの音色の臨場感etc.いろいろと無理難題をシステムに求めてきたが、期待に応えてくれても自分が聴こえてないんじゃ意味がない。実に寂しく悲しい。ということは必要ないじゃん。結局、ヤケになってMcIntoshのパワーアンプとコントロールアンプ、Altecのスピーカーを手放すことに。

 手元に残ったのは、レコードとCD、レコードプレーヤー、CDプレーヤー、サブ機のAccuphaseのプリメイン。スピーカーがないので、しばらく音のない生活が続いていたが、今は倉庫となっている1階の旧診療室、待合室、院長室、医局員室それぞれの天井にBGM用スピーカーが埋めてあることに気づいた。

 開業以来30数年間、休診日以外毎日鳴っていたスピーカーだが、移転後8年ほどは全く音出しなし。脚立に登り天井に固定されたナショナルのマークがついたカバーを外すと、薄いバッフルに固定されたスピーカーが出てきた。スピーカー本体はサランネットを兼ねた薄く黒い紙で包まれているため埃をかぶることもなく意外とキレイ。松下製の六半いわゆる16cmのフルレンジ、Hi-eff EAS-16P90SNと書いてある。マグネットが小さいのでオーディオ用というより、壁や天井に埋めて使用する館内放送用のものらしい。

 1階の天井から回収したのは全部で5個。とりあえず音が出りゃイイ訳で一番簡単に平面バッフルに組み込むことに。平面バッフルというのは、穴を開けた板にスピーカーを取り付けただけのもの。板のサイズは大きければ大きいほどよく、いろいろと面倒な計算式があるのだが、いっさい無視。今や木工所と化した技工室にストックしてある端材を加工して自立できるように工作。チャチャチャと半日仕事で完成。

平面バッフルスピーカー自作

 40年前の放送用スピーカー、小ぶりの板の平面バッフル、期待するほうが無理。わかっていても一発めの音出しは常にワクワク。

 ベニー・ゴルソンのスターダストというアルバム。ウーン、ぜーんぜんイイわ。フレディ・ハバードのフューゲルホーンが前に躍り出てくる。たしかにロン・カーターのベースに迫力はないが、なんたって16cm。もともと高域が聴こえにくいせいか、逆に全体としてはバランスが取れている。館内放送用ということでレンジが狭くアナウンスやボーカルの帯域が明瞭に聴こえるよう特化しているのかも。また平面バッフルでボックスがないため、今風のスピーカーのように低音に負荷をかけて強調せず素直で自然な響きが広がる。これはこれでアリ。結構、音楽が楽しめるスピーカー。40年経ってもこの音質を維持できる松下通信工業、恐るべし。

平面バッフルスピーカー自作

 レンガで転倒防止、ターミナルなしのケーブル直付け。洗濯バサミでケーブル固定。

平面バッフルスピーカー自作

 耳のイイ若い人が聴くには物足りないかもしれないが、歳で毛が薄くなった耳にはちょうどイイ。音楽が心地イイ。レコードやCDまで手放さなくてヨカッタなあ。

関連:平面バッフルスピーカー(2)
関連:歳をとるのは寂しい

素人の護岸工事

 小さな田んぼくらいの池が棚田のように3段連なっている。それぞれの境界は幅広い畦道のようで、ハンマーナイフモアやエンジン運搬車の通り道になっている。時の流れとともに岸が侵食され、どんどん道幅が狭くなってくる。昨年、1番上と2段目の池の境界が決壊しそうになり護岸工事。今年は2段目と3段目の境が大きく侵食され、放置すると決壊の危険性大。落差が2メートルくらいあり決壊すると、ちょっとした滝の様相になるが放ってもおけないため護岸対策。

 昔、花壇の仕切りに埋めてあったブロックを掘り起こし池の岸辺に沈めてゆく計画。重機があるわけでなく、何十年も土中に埋まっていたブロックをスコップで掘り起こすのは重労働。こうして集めたブロックや石ころをエンジン運搬車で岸まで運び、沈めるの繰り返し。とはいえ古いブロックにも限りがあり、200個くらいで底をついてしまった。結局、新品のブロック100個と砕石砂利600kgを購入したが、まだまだ材料が足りないため工事中断。それでも、なんとか決壊が免れそうなところまで進んでいる。

 今日は、雪が積もるという予報なので休工。というより軽トラのタイヤ交換がまだなので出掛けられない。

池の侵食 護岸工事

護岸工事

 この時期、山荘ではヤルベキ事が多すぎる。平日の午後と土日は時間の許す限り、山荘で過ごす。草刈りや笹刈りはもちろんのこと、林内の下刈り。雑木を切って地面に陽が当たるようにする。伐採した木は太さによって選別。薪にならない細い木や枝は一カ所に積んであるが、半端ない量のため処分に困っている。廃棄物処理法や消防法のため焼却炉であっても野外で燃やすと警察に連れて行かれるらしい。野外でなければイイということなので、休憩室に薪ストーブを設置して燃やすことに。ついでに作業の合間に温かい料理もできるので一石二鳥。

 

 ストーブと云えば煙突だが、窓を半分潰し珪藻土のメガネ石を取り付けた。このメガネ石、重さ2.7kgで軽量だが価格は高め。最初知らずに安価なコンクリート製のモノを買ってきたところ、ナント重さ17kg。持ち上げるのも大変だが、これを乗せたら窓枠が壊れてしまうかもしれないので急遽買い直し。よくやるパターンの安物買いの銭失い。壁内部は発泡スチロールで断熱したが、注文したステンレスのメガネ石カバーが届いてないため煙突工事はいったん中止。壁を張るのは日を改めて。このところ安定しない天気のため、雨に濡れないよう外側からビニールシートで防滴している。

 窓枠の上にあるのは、貨物列車独特の形状をした換気口。雨は降り込まないが虫が自由に出入りできる。ずっと気になっていたので、大工仕事のついでに塞いでしまうことに。形に合わせて材を切り、アールの部分はカンナで調整してゆく。山荘には電気がきてないので電動工具は使えず、すべて手作業。根気のいる作業だが、なんとか満足出来るレベルで完成。

 

 

日曜左官屋

 昨年11月のこと、仕事を終えて家に帰ると何やら家の前が騒々しい。パトカーが停まり、大勢の人が集まり作業をしている。近づいてビックリ。今は使用してない診療所の玄関にクルマが突っ込んだらしい。幸いケガ人はなかった。家に入り、家内に聞くと「ドーンと音がして家が揺れた。地震かと思った」とのこと。ということは玄関脇の階段の壁に衝突してクルマが停まったようだ。警官立ち会いのもと被害状況を確認したが、車の当たった壁はカスリ傷程度。薄暗いこともあり、他の部分は明朝に確認することにしたが、朝起きたら一面の雪。見えないし寒いし、そのまま一冬越してしまった。その玄関は使ってないので雪かきもせず、冬の間は雪に埋もれたまま。

 雪が融けて、よく見ると衝突した壁ではなく反対側のタイルがボロボロ剥がれて落ちている。たぶん衝撃で応力が働いたのかもしれないが、直接ぶつかった壁ではないので今となっては事故との因果関係は分からない。いずれにしても格好が悪いだけでじゃなく崩れた壁から水が染みると、一層タイルが剥がれる恐れがある。久々に暖かな天気に恵まれた日曜日。早速、ホームセンターでセメントを仕入れ日曜大工ならぬ日曜左官屋さん。インスタントセメントといって20分で固まるらしい。剥がれたタイルの裏面にはモルタルがこびり付いていて、パズルのように元の位置にはめ込みながらでは時間がかかりすぎる。そんなことしてると固まってしまうので、ただ穴を埋めるだけにした。セメントで穴をふさぐのは、仕事柄得意なんです私。

 

ミズナラ なまらフェーン現象だべさ。全道各地で熱中症のニュースが流れる炎天下、道北では32℃を記録。ハンパなく今日も暑かったあ。このところ暑い戸外での作業を快感に感じる私、汗グッショリになることで生きてることを実感している。今日の作業は、鹿の食害を防ぐ柵づくり。

 初孫誕生を記念して植樹したミズナラ。雪囲いをはずし鹿に新芽を食べられないように大きめのネットに変えたのだが、いつまでも日陰の中にいるようで気になっていた。陽の光をイッパイに浴びて元気に育って欲しいと「防鹿柵」を作ることにした。幼木の時期だけ鹿から守れればいいわけで、鹿が乗り越えられない高さを想定して材料を揃えた。大きな杭打ちハンマーがないので、ショベルで穴を掘り水を入れて乾いた土を軟らかくして、また掘るを繰り返す。ある程度深くなったところで杭を刺しハンマーで叩く。6本の杭を打ち終える頃にはヘトヘト。

防鹿柵 防鹿柵

防鹿柵 柵に竹の棒を縛り、ネットを張ると完成。これで鹿に襲われず、陽がサンサンと降り注ぐようになり成長が早くなると思う。樹高が柵の高さを超える頃には鹿の食害を心配しなくて良くなるが、あと何年かかるのだろう。それまで、この樹を守るために元気でいなければと思うのだが。

 秋には、目出度い記念樹を2本植えることになっている。どこに何の樹を植えようか思案中。もちろん長寿の樹が大前提。桜でもソメイヨシノは40~60年、生まれた子が40代~還暦の頃に枯れてしまうのでは困ってしまう。生涯ともに過ごせる記念樹を考えると、桜なら山桜(ベニオオヤマザクラ・エゾヤマザクラ)数百年は生きるという。

 薄緑色から徐々に白く変化し始めた手まり潅木の花。この暑さのせいで真っ白に咲き誇るのも早そうな気配。

手まり潅木


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