昨年11月のこと、仕事を終えて家に帰ると何やら家の前が騒々しい。パトカーが停まり、大勢の人が集まり作業をしている。近づいてビックリ。今は使用してない診療所の玄関にクルマが突っ込んだらしい。幸いケガ人はなかった。家に入り、家内に聞くと「ドーンと音がして家が揺れた。地震かと思った」とのこと。ということは玄関脇の階段の壁に衝突してクルマが停まったようだ。警官立ち会いのもと被害状況を確認したが、車の当たった壁はカスリ傷程度。薄暗いこともあり、他の部分は明朝に確認することにしたが、朝起きたら一面の雪。見えないし寒いし、そのまま一冬越してしまった。その玄関は使ってないので雪かきもせず、冬の間は雪に埋もれたまま。
雪が融けて、よく見ると衝突した壁ではなく反対側のタイルがボロボロ剥がれて落ちている。たぶん衝撃で応力が働いたのかもしれないが、直接ぶつかった壁ではないので今となっては事故との因果関係は分からない。いずれにしても格好が悪いだけでじゃなく崩れた壁から水が染みると、一層タイルが剥がれる恐れがある。久々に暖かな天気に恵まれた日曜日。早速、ホームセンターでセメントを仕入れ日曜大工ならぬ日曜左官屋さん。インスタントセメントといって20分で固まるらしい。剥がれたタイルの裏面にはモルタルがこびり付いていて、パズルのように元の位置にはめ込みながらでは時間がかかりすぎる。そんなことしてると固まってしまうので、ただ穴を埋めるだけにした。セメントで穴をふさぐのは、仕事柄得意なんです私。