宅急便ミニカー

 世の中、便利になったもんで2才になる孫の写真が、遠くから電波に乗って毎日、デジタルフォトフレームに送られてくる。写真が来るたびにジイジとバアバは「もう、こんなことできるんだ。ひょっとしたら、この子、天才なんじゃないの?」などと言いながら「ああでもないこうでもない」と孫の成長ぶりを楽しんでいる。

 最近の写真にミニカーで遊ぶ姿が写っていた。息子に聞くと「働く自動車」が好きということなので、何か見繕って送ってあげようということになった。働く自動車といえば、ブルトーザやダンプカーにショベルカーだが、この手のモノはそんじょそこらにあるし、変わったモノがイイ。そこで、宅急便のミニカーをゲットしようということになった。クロネコヤマトでは、荷物を直接営業所に持ち込むと100円割引になるが同時に、1個の持ち込みに対してスタンプ1個もらえるカードを作ることが出来るらしい。スタンプ10個か20個集めて応募すると、もれなくミニカーがもらえると云う話を聞いたことがある。

宅急便ミニカー よーし、孫のためなら100個でも200個でも荷物を持ち込んでスタンプいっぱい集めるぞぉーと、近くの営業所にスタンプカードをもらいに行った。だがしかし、なんと現在はキャンペーンをやってないとのこと。宅急便のお姉さんが云うには「2年前まで、やってたんですけどねぇ」。うーん、ないとなれば余計に欲しくなるのが人情。なんたって非売品のミニカー。やむなく、ネットで検索してみるとあるもんだねぇ。ネット・オークションに数多く出品されている。さすがに中古のモノは値段が安いが、それは無視。ねらいは新品未使用品。あった!新品未使用の5種類すべて揃って最低価格1000円から入札開始と云うのを見つけた。安い!そこで、ヤフーオークション初体験。「財力にモノを云わせて?金に糸目をつけずに?(ミエはらんでイイって)」そこそこの値段で落札。無事、手に入れることができた。

 ウォークスルーW号車、ウォークスルーN号車、クール宅急便、引っ越し車、大型トラック10t車、こうして並べてみると、大人でも充分楽しめる。果たして2才の子供に喜んでもらえるかどうか、それが問題・・・

先祖伝来の秘密の畑

 路(みち)に草かんむりを書いて、蕗(ふき)。読んで字のごとく路端はもちろん、空き地や雑草地どこにでも自生している。山荘周辺でも蕗がイッパイだが、そのどれもが美味しい訳ではない。

 一番の美味は、北海道では珍しい京ブキだが、山荘内でもほんの一部の限られた場所にしか生えない。その他大勢のフキは、秋田フキと呼ばれる。青ブキと赤ブキに分けられるが、茎が赤いモノは不味いので採らない。

 

 赤くないフキ=青ブキではあるが、なかでも上物のフキは、茎の色が薄いグリーンで、まるでマスカットのような色をしている。このようなフキを見つけたら、中フキを残し外フキを採る。中フキとは株の中心で断面が丸く一番太く立派に見える部分だが、そこは切らずに左右の細い部分(外フキ)を採る。外フキは根元の断面が半円形や三日月形の茎で、切り取ると水が流れ出る。1株から2本以上採らないのがマナー。このため、釜を使わずハサミを使う。中フキを採らずに外フキを採るのは、全く味が違うからである。中フキはスジが多く実がペタペタと柔らかい。一方、外フキは香りが良く食感がシャリシャリしていて美味しい。

 こうしてみると、山荘周辺フキだらけではあっても本当に旨いモノを探すとなると、ごく一部の場所にしかなく、決まって毎年同じ場所に生える。いわば、私にとっての秘密の畑である。先日、先祖伝来?の秘密の場所、京ブキとマスカット色の青ブキが生える場所を息子に伝授した。後日、行ってみたら秘密の畑が荒れ放題。そこら中、手当たり次第切ってある。根元を切らず葉のすぐ下を切っては、茎の色を確かめたらしい。そういえば、場所を教えただけで、肝心の採り方を教えるのを忘れてたわ・・・

蒲焼きタレ味ご飯

うな重 以前、「犯罪的な匂い」でも書いた通り、ウナギを頂くと精神的に落ち着くという異常体質の私。きっとウナギに含まれている「ウナギン?」という成分が効いているに違いない(そんなもんあるのか?)。だから毎日でも頂きたいのだが、財布と相談すると年に何回かしかお目にかかれない。

 その上、困ったことにウナギの稚魚が品薄で、どんどん値上がりしているという。土用の丑にはウナギが手に入らなくなるかもと聞かされた日にゃアータ、プレミアがついて幾らになるんだべと心が寒くなってくる。うな重竹1万円、梅2万円、松3万円なんて言われたら、とっても口に入らないわ。

 それでも、このところ縁あって結構、ウナギ様に恵まれている。今月初めには、お土産に頂いた岐阜県某市の名店「澤中」の蒲焼き。つい最近では、地元のお店で頂いた「まぶし」。やっぱり、ウナギは旨いわあ。そんな幸せを感じている私だが、またまた今日、某アウトレットモールのフードコートでウナギ様に出逢ってしまった。数あるブースの一つに「本日の日替わりメニュー・ひつまぶし定食」と云うのを見つけた。なんと780円!普通に考えれば、ひつまぶしに「定食」という言葉がついた時点で「何かがオカシイ」と勘づかなければイケナイのだろうが、なんたって「780円でウナギが喰える!」ということにしか頭が回らなくて、レジでお金を払ってアノ「呼び出し器?」をもらってテーブルで待っていた。

 呼ばれて、モノを取りに行くとお盆の上に蓋つきの丼と小ぶりの掛け蕎麦と煮物の入った小鉢とお吸い物が乗っている。「エライ豪勢じゃん!」とテーブルに運び、蓋を取ってビックリ! 蒲焼きのタレをまぶしたようなご飯の上に二切れの小さな切り身のウナギらしきモノが乗っている。「そうだよな。780円だもんな」と妙に納得して「いわゆる定食」を頂いた。味は?と聞かれても味わうほどのウナギもなく、「蒲焼き味のご飯」はそれなりに美味しかった。なんたってウナギを頂くと精神的に落ち着いてしまう私なので腹も立ちません。

 でも、うな重が1万円もするようになったら「蒲焼きタレ味ご飯」でガマンしなきゃいけなくなるのかなあ。

鰻蒲焼きタレ味ご飯

スイセンできません

 先日、旭川で一家5人が、ニラと間違え水仙を食べて食中毒になったと報道された。見た目はよく似ているが、まったくニラの香りがしない。これだけだと間違えることはないが、ニラに混じってしまうと判別は難しいかも知れない。もともとニラは畑に植えて発芽したあと、根本を残して刈ると何度でも収穫できる。

 ニラ畑の傍に水仙を植えるのはスイセンできません。ところで、この写真、ニラですか?スイセンですか?

201205243.jpg

正解は、スイセン。

 上下水道使用料、今月支払い分なんと18万円!フザケルナアー!毎月1~2万円程度。先月は1万4千円だったということは、どこかで誰かが垂れ流しているようなので設備屋さんに調べてもらった。屋外の地中に埋まっている水道メーターのつなぎ目から漏れているとのこと。早速、地面を掘り起こし修理してもらったが、すでに漏れ出た水は、すべて地中に染みこんでどこかに消えてしまった。この料金を支払わなければならないのかと思ったら、ウチの責任じゃないので減免されるらしい。料金は、いつもの平均値で計算されるとのこと。いつから漏れていたのか知れないが、24時間垂れ流しっぱなしにすると水道代もバカにならないようだ。

 桜の季節も終わったが、今年は遅れ気味の農作業がなかなか進まない。連休中の悪天候や土日の行事が重なり未だに畑を耕せていない状況。まあ、ノンビリやるさ。

 今年もいつもの場所で京ブキを収穫してきてキンピラを頂いた。

京ブキのキンピラ


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