ラクヨウハンター

抜歯塚

ラクヨウ 毎年恒例の「抜歯塚供養」、秋のお彼岸には欠かすことなく48年間続いている。山荘に広大なブドウ畑があった頃、広場に敷物を敷きつめ隣近所や知り合いが集まりジンギスカン鍋を囲んで大宴会とブドウ狩りという秋の行楽を満喫する行事だった。お彼岸の中日なので、お寺の住職さんには最高に忙しい日だったはずだが、お参りのあとも宴会に参加して酒を飲んでる姿に「大丈夫なのかな?」と眺めていた記憶がある。

 今では、弟の家族と息子夫婦と私たちだけで供養を終えたあとにラクヨウを探すのがメインになっている。いつもそうだが、この歯塚供養の日ではラクヨウの時期としては少し早い。1~2週間あとの9月末から10月初めが最盛期。今年も、そんな季節を迎え、お散歩感覚でラクヨウが見つかる。特に今年は、笹を刈って見晴らしが良くなったので1本見つけると、簡単に周りに何本も見つけることができる。たった5分でザルの底にイッパイになることも。

 笹が生い茂っていると小さなうちに見つけるのが難しく、ある程度、傘が開かないと目にとまらない。結果的に虫食いの確率も高くなり、捨てる部分も多かった。今年は、あえて出始めの小さなモノだけをターゲットに目をこらしている。そのせいか、いつも以上に今年のラクヨウが旨く感じられる。

ラクヨウ

敬老の日

 我が家では、来客があるとララが吠えるのでチャイムが鳴る前にわかる。土曜の午前、ドアを開けると見知らぬ人が立っていた。民生委員だという。今まで縁がなかったせいか、民生委員という人と会うのは初めてのような気がする。用向きを尋ねると「カワハラさんが65歳になったので」「いえ、まだ64ですが」「今年度中に65になりますよね」「まあ、来年の2月には」

Q救ちゃん 要は、市役所の事業らしく65歳を迎える人に「緊急用の連絡カード」を配っているらしい。このカードに必要事項を書き入れ、専用ケースに入れ冷蔵庫の中に保管してくれと云う。冷蔵庫の扉にマグネット付きの「Q救ちゃんシール」を貼っておくと、万一の時、私がしゃべれない状態でも救急車の人が冷蔵庫を開け必要な情報を手に入れることが出来るのだそうだ。確かに便利といえば便利、あって困るものではないが私は独居老人ではないのに。

 今まで自分の年齢を意識したことはなかったが、民生委員の人に老人であると烙印を押されたような気がして「かなりのショック!」

 結局、云われるままに必要事項を書き入れケースにしまい、イン・ザ・レイゾウコ。午後から用事があったのでJRで札幌へ出た。駅からホテルまでタクシーに乗ると、途中で運転手さんが遠慮がちに私に聞く。「失礼ですが、お客さん65歳過ぎてますか?」「はあ?まだ64ですが」「そうですか、残念でした。65歳を過ぎると高齢者割引で10%オフなんですよ」。云われて目の前を見ると助手席のヘッドレストの裏に「高齢者割引」の広告がブラ下がっている。確認するには、免許証や保険証が必要らしい。

 運転手さん曰く「なかなかお客さんに年齢って聞きにくいんですよね、特に女性の場合には」。そうだろうな、50代の人が65過ぎてるか?なんて聞かれるのはイヤだろうし、老けて見えるご婦人の場合、きっと車内は気まずい雰囲気になることもあるんだろうな。私の場合、1個違いの残念賞だったので気まずくなることもなく、会話もはずみ今朝の民生委員の話を聞かせてあげた。「いやあ、年寄り扱いされたみたいでショックだったんだよねぇ」と結ぶと、それから急に運転手さんが「お気を悪くされたのなら申し訳ありません」と気を使い始めてしまった。イヤ、別にそんなつもりで云った訳では。

 明日は「敬老の日」、ナニか今までとは違う意識で過ごす休日になるのかしら。

目で楽しむキノコ

テングタケ

 イボテングタケ。イボテン酸という旨味成分が豊富、中毒覚悟で食べると旨いらしい。長野県上田市あたりでは、真っ赤でド派手なキャラのベニテングタケを茹でて塩漬けで長期保存したあとに塩を抜いてて食べるという。きっと旨いのだろうが、イボテングタケの旨味成分の方がベニテングタケより10倍も多いらしい。それだけにヤバイのか、ベニテングタケは食べてもイボテングタケを食べたという話は聞こえてこない。毒があろうがなかろうが、目で楽しむキノコとしては5本の指に入る。ドコモダケやスーパーマリオのキャラを連想させる。夏から秋にかけて、そこら中に生えている。ハエが舐めると動けなくなるので別名ハエトリという。ハエも旨いものには目がないのかもしれない。

カワラタケ

 カワラタケ。小型の傘が重なって生える様子が屋根瓦に似ていることから「瓦茸」と呼ばれる。肉質が硬いので食べられないが、乾燥して煎じ「キノコ茶」として飲まれる。酒に漬けると「キノコ酒」になる。健康食品として利用されるのは、副作用のない抗がん剤として有名な「クレスチン」の成分がカワラタケから抽出されるから。クレスチンの機能性成分は「β-グルカン」という多糖類。あのハナビラタケに多く含まれるものと同じ。

ササガリーズ・ハイ

ラクヨウ

 笹を刈るのがこんなに楽しいなんて。すでに「ササガリーズ・ハイ(ランナーズ・ハイのようなもの)」の境地。今日も朝から汗を流す。どんどん森がキレイになる。今日もキレイにしてくれて有り難うと、森が私にご褒美をくれた。

暑い夏から突然秋に

ハンマーナイフモア 草刈り後

 8月初旬、山荘にやってきたハンマーナイフモア。酷暑の盆休み以来、炎天下でも時間さえあれば笹を刈っている。行事のない土日はもとより札幌へ出向かない平日の午後は、ほとんど山荘で過ごしている。この機械の本当の実力は草を刈ることにあらず、何がスゴイって背丈ほどに生い茂る笹藪に分け入ってブルドーザーのようにバリバリ刈り進み、笹だけでなく直径2センチくらいの雑木まで粉々にしてしまうところにある。この威力のおかげで、どんどん土地が開け山荘の美林化計画は着々と進んでいる。

笹刈り後 笹刈り後

タマゴタケ お盆を1週間ほど過ぎた頃から急に気温が下がり、夜は涼しいというより肌寒く感じるようになってきた。2日間ほど雨が降ったので草刈りを中止した翌日、もしやと思い探してみると今年はじめてのラクヨウキノコをゲット。8月末に顔を出すハシリのラクヨウは、味は淡泊で濃厚さに欠けアッサリ味。それでも味噌汁を口に含むと「あー、旨い!」と自分がキノコから生まれてきたんじゃないかと思えるほど幸せな溜息をついてしまう。

 気温が下がるこの季節、雨が上がると雨後のタケノコのように秋のキノコが顔を出す。早速、タマゴタケとハナビラタケを見つけた。「幻のキノコ」「免疫キノコの王者」と言われる「ハナビラタケ」が、なんと3株も。β-グルカンがアガリクスの3~4倍もあり、末期ガンの人が食べるとガンが消えたり小さくなったりするらしい。バターで炒めたり、炊き込みご飯が我が家の定番。食べきれない分は、冷凍保存で常備している。

ハナビラタケ ハナビラタケ

 それにしても炎天下の作業で1日5リットルものポカリスェットを必要としていた猛暑のお盆休みから、まだ2週間ちょっとしか経ってないというのにエゾノコリンゴや姫リンゴが色づく秋の気配が漂い始めた。暑さから解放され作業しやすくなったのはイイのだが、アチコチに顔を出すキノコまで刈ってしまいそうで悩ましい。本格的なラクヨウシーズン到来までに作業を急がねばと精を出す今日この頃。

エゾノコリンゴ


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