Wes Montgomery がピックを使わず親指1本で奏でる「Gibson L5」。私の一番好きなジャズ・ギタリスト「ウェス・モンゴメリー」の愛器。あの音色に憧れて、いつの日か手にしてみたいと夢見てる。お気に入りのアルバムは、なんといっても「フルハウス」。何度聴いても血湧き肉躍る興奮のルツボ。レコードに針を落とした瞬間、もうそこはクラブ・ツボ。そこには熱気溢れるライブハウスの聴衆と化した自分が居る。マイレコードコレクション中、10本の指に数えられる名盤。同じウェスでもA&M移籍後の「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のようなイージーリスニングも嫌いではないが、やはりウェスはハードバップが輝いている。
「フルハウス」では、ギブソンの「L5」を弾いているが、もう1枚の名盤「インクレディブル・ジャズ・ギター」では「ES-175」が使われたらしい。柔らかくサスティーンがあり丸い音色がする。L5とES-175、どちらの音が好みか。というより「インクレディブル」のピアノはトミー・フラナガンで、「フルハウス」のピアノがウィントン・ケリー。ウィントン・フリークの私としては、フルハウスのほうに思い入れが強い。
時代とともに素材が変わり、同じ型番でも音色が違うので比較は難しいが「L5」と「ES-175」を比較できるビデオを見つけた。左がL5で、右がES-175。どちらの音色が好みですか?曲は、Blue Bossa.