幻の利久堂かりん糖

 旅の始まりは金曜の夜、千歳空港温泉でノンビリ。サウナやジャクージで汗を流し蕎麦屋で夕食。板わさで生のジョッキをグビグビ。イカめしで熱燗をチビチビ。仕上げにセイロ1枚頂いて、空港内のホテルでグッスリ。

 翌早朝、千歳発仙台経由山形へ。夏とは思えぬ涼しい気候に一安心。会議の前に蕎麦屋で昼食を済ませ、デパ地下を目指す。温泉で有名な上山市にある小さな和菓子屋さん「利久堂」のかりん糖をゲットするのが、今回の旅の目的の一つ。というか、それこそが目的と云ったら会議の主催者に申し訳ないが。

利久堂かりん糖 10年ほど前、知人からの頂き物で口にしたことがある。「かりんとうの概念」が変わった。「今まで食べていたモノは、いったい何だったんだろう」という驚きがあった。ぜひまた、いつか食べてみたいと思っていたが、今回がそのチャンス。出発前にどこで買えるのかネットで調べておいた。

 手作りのため数に限りがあり、ほとんど地元で消費されるとのこと。もちろんネットでの販売もない。上山市のお店に行くか山形市内では大沼デパートでしか手に入らないらしい。向かったデパ地下で、目を皿にして探したが見つからず、店員さんに尋ねると毎週土曜日の午後2時に品物が到着し、売り切れたらゴメンナサイなのだそうだ。ちょうどこの時、土曜日午後1時過ぎ。まだ商品は到着しておらず、会議は1時半からのため2時の販売開始には間に合わない。そこで、予約取り置きをお願いした。10袋というリクエストに「お一人様3袋までです」。

利久堂かりん糖 何はともあれ、山形市内では毎週土曜日午後2時限定発売。お一人様3個まで!という幻の?「利久堂のかりん糖」をゲットすることができた。

 1袋630円で15本入り。長さ10cmくらいで生地の中央に切れ目があり捩ってある。カリカリサクサクの食感で生地に風味があり、黒糖の深い甘さとコクが上品ぶらず駄菓子の懐かしさを感じさせる。なによりも表面の光沢感というか艶がイイ。久しぶりに頂いたが、やはり、味もカタチも他のかりんとうとは一線を画している。

 ちなみに同じ上山市にある「大國屋」さんというお店でも「かみのやまかりんとう」を作っていて、こちらはネット販売しているみたい。

投稿の新しい順

  • ハンマーナイフが壊れたあ

     2014年、山荘の仲間として迎えた「ハンマーナイフモア」が10年の時を経てオシャカになってしまった。昨シーズン終わりに石に乗り上げ刃に大きなショックを感じて以来、パワーを上げると本体が耐えられない...

  • 呪われたトルクヒンジ

     コリントゲーム最新作は落ちるボールを裏側の引き出しに受けていたが、その分、盤の厚みが増し持ち運びに不便。そこで第2作は、引き出しの代わりに折りたたみできるボックスに変更した。使用しないときは裏側に...

  • 遺作は木を切るヘイヘホー

    今最もハマっている最新作、盤面右下から打ち出された球は、トップまで登り左側面を駆け下り最下点に達すると、そのまま右側面カーブに沿って登り上部左側面カーブに飛び移りトップに達して落ちてくる。どこまで登りきるか...

  • 数学界からの挑戦状

    ビバリー1000マイクロピース「ジグソマニア」 ビバリー1000マイクロピース「眠くなるパズル」  「眠くなるパズル」の完成まで約4週間。上級者の挑戦さえ危険!の言葉通り難解なパズル。同系色の色違いを...

  • 眠くなるジグソーパズル

     冬の間は、山荘通いもお預け。いくら四駆とはいえ、雪が深く乗り入れることもできない。今シーズン初めは大雪のため自宅周りの雪かきに忙しい思いをしたが、後半は雪が少なく楽をさせてもらった。そうなると午前中...


  |  全記事一覧

  すべての記事概要

  ラジオ録音盤

  リンク

CLUB ZENA

Powered by Movable Type 5.14-ja

  SSL証明書



  |  全記事一覧