どんな世界にも卓越した人間というのは居るらしい。「TVチャンピオン・第1回インスタント麺通選手権」の優勝者、大山即席斎という人物がインスタントラーメン界の神様だという。この人一押しの「旭山動物園限定・白クマ塩ラーメン」を食べてみた。たしかにインスタントの域は超えている。上品な味のスープ、シコシコでノドゴシの良い麺。お店で頂くラーメンと大差なく旨い。その上、スープ用にお湯を用意しなくても、茹でたお湯をそのまま使えるので手軽で面倒ない。ただし、私にはスープが濃いめなのでお湯を少し足して頂いた。
子供の頃から、お世話になったインスタントラーメン。カップ麺は食べないが、袋入りで今でも好きなのは「出前一丁」。仕上げのゴマ油の香りがたまらない。最近、「マルちゃん正麺」が旨いというので試してみた。たしかに少し違うが、麺がすぐに伸びてしまう。しょせん、インスタント麺はインスタントであるが故の個性を追求すべきと思うが「白クマ塩ラーメン」は、如何に生ラーメンに近づけるかという道を選んだのだろう。
たまたま、インターネットで見つけた「日本一旨いインスタントラーメン」という記事を読まなければ、決して手に取ることもないだろうデザインのパッケージ。一昔前の北海道土産店に並んでいた「トド肉の缶詰」や「アザラシの缶詰」「熊肉の缶詰」のように奇をてらったモノにしか見えないが、実際に食すると旨い。と云うことは、トドやアザラシも、ひょっとすると旨いのかしら。
通販サイト:旭山動物園限定・白クマ塩ラーメン