ポパイの腕

夏グミ グミが色づき始めた真夏日の日曜日、草刈りに出かけた。あまりの暑さに作業用オーバーオールの上半身を脱ぎ、腰の部分で袖を結び半袖Tシャツ姿。むき出しの腕に草払い機に跳ね飛ばされた土や草が絡みつく。汗をかきかき重労働。無心になって快調に草を刈っていると突然、左腕に針で刺されたような激痛が走った。

 「イッテェー!」

 5センチもあるアブ、手で払うと小さな刺し傷。「ヤバイ!腫れる」と草刈り中止で帰宅した。

 「キンカン塗って、また塗ってぇ♪ウワアォー、シミ、シミ、シィ・ミィ・ルゥー、ふぅーふぅー」

 絶叫の雄叫びをこらえきれないほどのシミル快感にのたうち回っていると、右肩にも刺され跡を発見。キンカン臭漂う虫さされパッチだらけの上半身。「半袖Tシャツでの草刈りは危険なのだ」と今更ながら、文字通り「身にシミテ」わかる学習能力のない私。日を追う毎にひどくなる腫れは、刺された右肩だけでなく上腕から肘の下へとどんどん広がってゆく。今や私の右腕は、かなり太くなりポパイの腕そのもの。左腕はアブだが、右肩を刺したのは誰なのかわからない。黒い大きな蜂も飛び回っていたからなあ。

 そんな太い腕をしたムキムキマッチョな私は、月曜火曜とアノくそ暑い東京へ出かけた。電車に乗ったり会議に出るときは、人目をはばかり腫れた腕を隠すためにジャケットを着る。ただでさえ暑いというのに汗ダラダラで、アセモのせいか刺されたところが余計痒くなる。ちなみに家を出た月曜午後の気温は20℃、帰宅した火曜夜は17℃という北海道とは別世界。よくもこんなところに人が住んでられるもんだと呆れて帰って来た。あれで節電のため冷房無しなんて云われたら生きていけそうにないわ。

 今日水曜日の腫れ具合。今なら誰にも腕相撲で負ける気がしない。

腫れた腕

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