カメラの調子が悪い。レンズカバーをスライドすると、電源"on"でカメラ本体がブルブル震え出す。それも生半可な振動じゃなく、かなり強力。まるでバイブレーター。言い換えると、カメラ型電動コケシに生まれ変わってしまった。
内蔵のモーターが原因らしく、接触が悪いと暴れ出す。その頻度が高くなり、今では10回のうち9回はカメラとしての用を為さない。振動する以外は、液晶パネルも生きているのでモニターできるが画像が揺れてナニがナンだかワカラナイ。とりあえず写してみると・・・
これじゃあカメラとして役に立たず、あとはマッサージ器として生きてゆくしかないようだ。もともと息子のお古を譲り受け、塗装が剥げるほどタフな使い方をしてきたのだからショウガナイ。おシャカになったサイバーショットT9の遺影を携帯のカメラで撮ってみた。
だからといって、携帯電話をカメラ代わりにしようとは思わない。やはり、カメラはカメラ。単なる道具だが、それだけではないコダワリがあってもイイ。長年、連れ添ってきたT9だけに愛着はあるが、ここが替え時。次は、ナニにしようかなあと考えるだけで楽しくなる。