イアン・フレミングの小説「007シリーズ」最初の作品は、カジノ・ロワイヤル。過去に2度映画化されているが、1967年版はドタバタ喜劇のため、映画としての「007シリーズ」には含まれていない。当然、ショーン・コネリーもロジャー・ムーアも出てないが、オーソン・ウェルズ、デボラ・カー、ピーター・セラーズなど名優が並ぶ。なんといっても、バート・バカラックの音楽がイイ。なかでも珠玉の名曲は、"The Look of Love"(愛の面影)。ダスティ・スプリングフィールドが歌ってアカデミー賞にノミネート。翌年にはセルジオ・メンデスの歌がヒットした。
この曲のマイ・ベストは、なんといっても "ダイアナ・クラール"。
2006年版カジノ・ロワイヤルは、映画「007シリーズ」21番目の作品。ボンド役にはダニエル・クレイグ。主題曲にクリス・コーネルが起用され、"You Know My Name"を歌った。映画は面白かったが、この曲は、あまり流行らなかったなあ。