私の田舎は、この二日続けて全道一暑かったらしい。クワの実が色づき始めた。摘んでみたが、かなり甘い。

 ジャガイモは、それぞれ個性ある花を咲かせる。紫の花は「アンデス」、白い花は「とうや」。
 

 ルピナスの花が終わると、枝豆のような実がつく。

 コウホネの花と池の鯉。
 

 高い樹にツルアジサイが絡みつき咲いているが、ツルに絡まれた樹にとってはエライ迷惑。

 見上げると、文字通り鰯の大群のようなイワシ雲。

 帰り際に眺めたサンセット。

 今年、授かった初孫のために山荘に記念の植樹をしようと考えている。どの樹がイイのか、どこに植えたらイイのかで頭を悩ませている(これが結構、楽しい)。最初にイメージしたのが「この木なんの木」の日立の樹。あんなに大きな立派な樹であれば嬉しい気持ちを表現できるかなと思ったが、モンキーポッドは寒冷地では無理。

 道内でも生育可能な大木をと「樹木図鑑」で調べている。どうせなら大きくなるだけじゃなく実が楽しめるモノがいいなと、第一候補は「ミズナラ」。ドングリがいっぱい採れそうだし、樹高2~30メートルにもなるそうだ。孫の成長にあわせて年々大きくなる樹の姿を眺めるのは楽しいだろうなあ。と、一人想像してニヤついている。

 ただ、これから選挙が始まるということで、いつになったら植樹が出来るのやら。居ても立っても居られず今日の午後、仕事を抜け出して植える場所だけでも検討しようと出かけてきた。広場のド真ん中にドーンと1本というのがベストなのだが、次々に孫が増えると、このあと植える場所がみすぼらしくなり、あとの子達がカワイソウ。うーん、悩んでしまう。

 ということで、アチコチ散策した今日の野花南山荘の風景。

 「木になる苺」キイチゴの枝で毛虫が休んでいる。実が熟して黒く色づく頃には、きれいな蝶になって飛びまわっているのかも。

 桃栗3年とは言うけれど、何年たっても盆栽用の大きさ以上に育たない「丹波栗」。葉だけは立派に生い茂ってきた。

 コツンコツンと規則正しい音が響いてきた。近くの木の上を探すと「キツツキ」の姿が。ウッドペッカーだ。近づくと逃げられた。

 10種類の種芋を植えたジャガイモ畑、一番最初に花が開いたのはメークイン。植えてから1ヶ月半でここまで成長したということは、8月には収穫できそう。でもなあ、収穫用コンテナの数が足りないんだよなあ。採れすぎたらどうしよう。

 暇さえあれば、山で草を刈る。ということで土日を山荘で過ごした。いくら北海道とはいえ暑いこの時期、野外での帽子は必需品。野球帽、麦わら帽子といろいろ試してみたが、一番は綿のタオルをアタマに巻くこと。汗は吸うわ、白い色が陽の光を反射するわで快適なことこの上ない。これで首にタオルを巻いて汗を拭き拭き作業する。

 昼過ぎまで絶好の山仕事日和だったが、夕方、急に空が暗くなり遠くで雷の音が響きだした。いつも雷が鳴ると光ってから音が届くまでをカウントするのだが、光も届かないくらい遠いので作業続行。それにしても雷鳴は、間断なく響き渡る。これがゴルフ場でのことならクラブを放り投げ、ラウンドを中止するのだが、なんたって自給自足のジャガイモ畑でクワを使って草取りしている最中。こちとら生活がかかっているのだから「雷が怖くてイモが食えるか」ってなもん。

 小1時間ほど鳴り響いていた雷が近づいてきた。光ると1秒もせずにビシビシ・バリバリ・ドドン。近くに落ちたらしい。「男性(60才)が草刈り中に落雷に遭い感電死」なんて記事が朝刊に載るのもヤだな。と、さすがに怖くなり作業中止。直後にバケツをひっくり返したような豪雨。雨足が落ち着くのを待って帰ってきた。

 それでも予定していた部分の草刈りは、やり遂げ満足。結果が目に見えるというのは達成感があってイイ。

 毎年のことだが、ルピナスに席巻されはじめた。放っておくとどんどん増え続けていく。

ルピナス

 今一番見頃なのは、テマリカンボク(手毬肝木)。樹になる花の王様だと思う。

テマリカンボク(手毬肝木) テマリカンボク(手毬肝木)

 ジャガイモの生育は順調。今日の雨は恵みの雨になりそう。

ジャガイモ畑

 暑かったあああ!土日と二日続けて山荘の草刈り。おかげで、陽に焼けて顔がヒリヒリ、身体の節々が痛い。

 膝丈くらいまで伸びた雑草を刈るのだが、ところどころにエゾムラサキの群生。(江戸ムラサキは、三木のり平の「ご飯ですよ」)。雑草に絡めて全部刈ってしまおうかとも思うのだが、やはり花が咲き終わるまではそのままにしておくことに。この「エゾムラサキ」は「忘れな草」の親戚。英名「forget-me-not」。なんとも素敵なネーミング。花言葉は、もちろん「私を忘れないで」

 七分咲きのエゾのコリンゴの花に蜂が飛び交っている。草刈り機のエンジンを切ると、山の音が一斉に耳に飛び込んでくる。

 ジャガイモ畑は、順調に葉を茂らせ始めた。今のところ成長が早いのは「アンデス」。通常は、この段階で良く伸びた芽を2本ほど残し芽かきをすると、大きなイモが収穫できるのだが、自然農法ならぬ「ほったらかし農法」なので、なーんにもしない。その結果、数多く収穫できるが実は小さくなる。味は変わらないので面倒なことは一切しない。ついでに言うとほったらかしなので、当然、完全無農薬。

 あまりの暑さに山荘(貨車)へ避難したが、2棟ある貨車の中を整理することになり、またまた汗だくで重労働。奥の貨車は泊まれるように畳を敷いてあるのだが、しばらく閉めきっていたのでカビが生えてきた。やむなく畳を運び出し板張りの床をむきだしにして、農機具置き場専用に劇的ビフォーアフター。

 奥の入り口を使用するため、アルミブリッジを渡し耕耘機を搬入。

 手前の貨車内が片付いたので、居住空間?に変更。とりあえずは、テーブルと椅子を配置して「野花南山荘カフェ」に変身。といっても、魔法瓶に入った暖かい焙じ茶しか出せませんが・・・

 なんとか片付き、家に帰り汗を流して風呂上がり、冷たい飲み物を探したが冷蔵庫には何もなく、納戸をあさって昨年漬けた「カリン酒」と「ルレクチェ酒」を見つけた。早速、オンザロックでグイッと。旨っめぇぇぇぇぇ-!

 カリン酒は氷砂糖を入れて漬けたが、ルレクチェは甘い果実だったので砂糖無し。それでもホンノリ自然の甘みが感じられ最高!カリン酒の味はカリンの香りとともに何故か蜂蜜風味。蜂蜜は入れてないはずなんだがと、アルコールなしの「カリンの蜂蜜漬け」を出してきて味比べ。なんだかんだと飲み続け、結局汗をかいてしまったあ・・・


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