今年の忘年会は「神楽坂幸本」だというので、どんなところかとネットで調べてみた。うーん、雰囲気あるなあ。これぞ「離れで1億円」という臭いがする。なんたって今年の4月に期待を裏切られた田舎モンの私としては、今度こそはと想いがつのるばかり。ついにホンマモンの神楽坂の料亭やで。
ホームページによると(料亭にホームページなんてのは似つかわしくないような気もするが)、女将もさることながら仲居さんもなかなかの美人。外観も路地に佇む門構えに見越しの松。そのうえ芸者さんも呼べるらしい。ウソかホントか総務省HPの政治資金収支報告書には麻生さんが一晩で176万円も使ったというお店らしい。これは、かなり期待度大だ。
ホントなら、個室でシッポリとやりたいところだが、なんといっても大人数なので迷路のような廊下を渡り大広間に通された。部屋は新しく小綺麗で内緒で1億円をやりとりするには明るすぎる。期待した芸者さんは一人もおらず、期待した料理はそれなりに美味しかったが口の肥えた?私としてはフツー。札幌で口にすると1万円くらい、私の田舎では5千円くらいの宴会料理。
というより、昼間にオモシロクナイことがあった私としては、ぐいぐい酒が進み呑んだくれるばかり。ビールに始まり焼酎、日本酒といつになく浴びるほど呑み続けているのだが、酔いがこない悪い酒。こんな気分では、せっかくの神楽坂の料亭も期待ほどではなかったなあ。
総勢30名ほどは居ただろうか。一人3万円の料理らしく呑んだお酒の量もわからないが、まさか飲み放題ではないと思うので一人4万円くらい?そうすると一晩で120万。別に麻生さんの176万円も驚くにあたらないということがわかった。それだけでも勉強になった。
そのあと銀座に流れ、胸元を大きく開けたサンタさんの衣装でムンムンのお店で憂さを晴らし機嫌よく帰ってきた。やはり東京の高級店の良さが理解できないのは、私がホンマモンの田舎モンだということ。