5時間も山で過ごすと、さすがに冷えてくる。ときどき休憩しながら作業をするが、暖を取るといっても石油コンロひとつ。床には断熱材が敷いてあるので、足を伸ばしても寒くはない。ここでオニギリを頬張り温かい焙じ茶を飲むとホッとする。本当は、ジンギスカンを焼いてビールでも飲みたいところだが、危険な作業にアルコールは厳禁。というか、酔って寝てしまったら凍死するべな。
現在、2棟あるレストハウスの手前しか使っていないが、農機具置き場と休憩スペースになっている。何年も前に電気を止めてしまったので照明はランプで懐古的な生活を強いられる。これでコタツでもあれば冷えた足を温められるのだが。
今日も雑木を切りまくったが、運び出すのが重労働。重い木を引っ張っていると、まるで自分がバンバの馬になったような気がしてくる。メイとララは手伝いもせず駆け回るばかり。あんまりチェンソーを酷使したのでチェーンが外れてしまい作業中断。まだまだ手つかずのところが沢山あるというのに今年は、明日で店じまいになりそうだなあ。さあ今夜も呑んで寝るぞお。