タバコ、けっこう吸います。吸いはじめて40年。ずうっとハイライトでした。今はけっこう珍しいくらいキツイやつ。なかなかヤメられません。まっ、ヤメようという気にならないというか、ただ意志がヨワイというか(認めたくない)。
だから、タバコヤメタという奴に会うと、かならずイバッテこう言う。「俺はね、意志がツヨイの!一度吸いはじめたタバコ、カラダに悪いって言われたからって途中でヤメてしまうようなのは意志がヨワイの。なんと言われたって死ぬまで吸い続けてこそ意志がツヨイの!」 (一理ある?)
そして、いまいち気にいらないのは「タバコヤメたんだって?エライなぁ!」って言うと決まって、こう応える奴。「いやぁヤメたんじゃないですよ。ただチョット休んでるだけですよ」 とケンソンする。お前ねぇ、ヤメたくてヤメたんだろ、なら最後までセキニンもってヤメろよな。また吸いたくなったときのこと考えて今から言い訳すんなよな。「ムカツク!」と思えてしまう本末転倒な私である。
それでも10年前、入院することになったのを機会にヤメてみようかなぁーとアサハカにも思ってしまい。入院することを心配してくれた友人が「入院の日から、一緒にタバコヤメるよ」と、つきあって禁煙してくれた。
あれからすでに10年、彼はいまだに禁煙を続けていて私は退院1週間後から吸い続けている。そして彼に怒られている。で、そのとき決まって、こう言い訳する。
「お前さぁ、1ミリのタバコ吸ってたよな。それって禁煙しても1ミリ減っただけだよな。俺なんかさぁ、20ミリのハイライトを、3ミリのやつに変えたんだぜ。いっきょに17ミリも減らしたんだ。17と1、どっちがエライと思う?」
あの時のあなたの気持ち、嬉しかったです。アリガトウ!私の命を賭けた試練の禁煙、再び吸いはじめるような意志のヨワサは見せないで。