4月18日、北海道を襲った春の嵐。風速30m以上で吹き荒れた暴風のため、山荘にも大きな被害が及んだ。未だに全体を把握しきれないでいるが、おそらく百本単位で大木が薙ぎ倒されている。
一般的に、根を張る範囲は枝が広がる範囲と同じらしい。山荘に植林されているのは、トドマツやカラマツがほとんど。樹齢30〜40年を超えると枝張りが狭い割りに樹高が高く、20メートル以上にもなる。足元を支える根張りが狭く、背だけ伸びた大木ほど踏ん張りがきかず風に弱い。文字通り根こそぎ倒れる。過去にも強風のため何本かの木が倒れることはあったが、一度にこれほど多く倒れたのは初めて。
せっかくの美林化計画進行中、こんなにバッタバタと倒れると山は荒れ放題。なんとかしようにも特別な重機があるわけでなく、こまめに玉切りにして運び出すしかない。伐っては運び、自宅に持ち帰って薪を割る。商業地域に建つ自宅には、薪棚を置くにも庭がない。1階の空きスペースに積んで風を通し乾燥させているが、もうすぐ置き場所がなくなる。まだまだ、山荘には倒木があるというのに...