デジカメのセンサーが壊れ、ホワイトスポットが見えているわけではない。白くポツポツ見えるのが雪虫。
雪虫は冬の季語。北海道では雪虫が飛ぶと、平均して22日後には初雪が降る。ただし、「雪虫が飛ぶと雪が降る」というのは、人間から見た現象。雪虫には冬の訪れを感じる能力があって、まさに「虫の知らせ」で本能のままに飛び始めているのかも。今日の午後、山荘でも大量に飛び始めた。
体を綿に覆われている雪虫は、風の強い日には飛ぶことができない。移動性高気圧に覆われ風が弱くなった時を見計らって飛び始めるらしい。高気圧が通り過ぎると強い冬型の気圧配置になり、雪が降りやすくなる。「雪虫が飛ぶと雪が降る」というのは、この自然のサイクルによるもの。それにしても、どのようにして微妙な季節の変化を嗅ぎ分けるのだろう。不思議がいっぱい。
今夜から急速に発達する爆弾低気圧や前線の影響で北海道は大荒れ。明日は屋外にいるのが危険なほどの猛烈な風が吹くらしい。果たして、どれだけ生き延びられるのだろう。