ほろ苦いアイの想い出

アイシメジ

アイシメジ 一目見ると、シメジの仲間であることはわかるが、藍色でもないのにアイシメジ。愛らしいから、愛シメジというほど可愛いくもない。「黄色いキシメジ」と「灰色のシモフリシメジ」の中間の色合いなので、間という意味のアイノコからアイシメジというらしい。なんという安直な名付け方。

 カサの表面は、淡い黄色で中心から暗緑色の繊維状の模様があり中央はやや黒い。裏側のヒダは密で白く、周辺が黄色味を帯びている。柄は白いが黄色っぽい。いつもはラクヨウが終わる中秋の頃から出始めるが、今年は早めに顔を出している。

 歯ごたえがよく舌触りも悪くないが、少し苦味がある。この苦味に気づいたのは、肉や野菜と数種類のキノコで鍋を作った時。豚肉の旨味やキノコの出汁で濃厚なコクがあるのだが、ほのかに苦い。はじめは、ん?という感じで食べていたが、煮こむほどに苦さが増してきて結局、半分以上捨ててしまった。下処理をしなかったアイシメジが原因、やはり手を抜くとマズくなる。それからは必ず茹でこぼして、しばらく水にさらしてから使うようになった。炒め物や大根おろしあえ、鍋物の具として重宝している。

 採れる場所によって違うのか個体差なのかわからないが、茹でこぼさずに調理すると、とんでもなく苦いものに当たることがある。アイも優しく扱わなければ苦味を伴うということを経験から学んだ。

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