今年はタマゴタケの当り年らしく、ひと廻り散策すると毎回決まって5〜6本は持ち帰る。毎日毎日、バター炒めや卵とじや味噌汁で頂いてるが、こうも続くとそろそろ飽きてきた。誰かに「これ、ウメェぞー」とプレゼントすればいいのだが、キノコ採りのエチケットとして「人にあげない」というのが大原則。どこに過ちが潜んでいるかわからない。万が一があった場合、善意がアダとなることも。あくまで自己責任。
「飽きたのなら、採らずに帰ってくればいいのに」と云われるが、それができないのがキノコ採りのサガ。キノコ狩りはタイミング。日ごとに成長するので小さな個体の場合、今日より明日の方が大きく育ち量も多く収穫できる。そんなこたぁ、わかってるんだが人生、明日のことなど分からないので「採れるうちに採る」。これが座右の銘。いつ採るの?今でしょ!見つけたが最後、放っておくなんてモッタイナイ。
結局、「私をおウチに連れてって」というタマゴタケの思惑通り、5本をお持ち帰り。そのうちの1本、あまりにも愛らしく食べちゃうにはもったいないので鉢に植えた。観賞用という目的もあるが、本音でいえば、このまま小さな状態で食べるより、もっと大きく育ててから頂きたいという思惑も...
Wikipediaによると「養殖」とは、生物を食品や工業製品として利用することを目的として人工的に育てること。鑑賞用や愛玩目的で育てるのは養殖といわないらしい。私の場合、大きく育つところを鑑賞し、結果、美味しく頂くことを目的としているので立派な養殖と言い切ってもいいのかな?