昨夜の夕飯に頂いた「カラカサタケ」、間違いなく本物だったらしい。体調に変化なく過ごしている。フライは揚げたてが一番と云うが、油っぽくフワフワで味もなく旨くはなかった。結局、食べたのは一枚で残りは冷蔵庫。一夜明けて、今夜の夕食に冷めたフライを頂いたら結構イケた。もともと冷めた茄子のフライが大好物。というのも、ウチの隣がパン屋さん。このパン屋さんの自家製パン粉は、目が細かく粒が小さい。皮を剥いた茄子を薄くスライスし、このパン粉でフライにする。皮を剥くのがポイント。揚がった茄子はトロトロに火が通り、まるでフライの皮だけが残った状態になる。これが冷めると皮がシットリして余計旨くなる。と、ここまで書いたが、この茄子のフライは隣のパン屋さんが作るモノ。たまに、お裾分けに頂く。以前、これを商品として売り出したらと進言したが、その気はないらしい。ウチで作ってもこの味にならないのは、ドーナツなど大量に揚げた油を使うせいだろうか。
もうかれこれ20年以上も前の話になるが、このパン屋さんのヒット商品に「イカバーガー」というのがあった。肉を使わずイカだけで作ったハンバーグをバンズで挟んだもの。ソースはマヨネーズ系。ウチの家族も大好物で、一人2個づつ一度に10個のまとめ買い。今でもときどき想い出し懐かしく「イカバーガー」が話題になる。また、テレビの県民ショーで有名になる遥か昔、私が子供の頃から「ようかんパン」を作り続けている。毎朝焼き上がる食パンも絶品だが、なんといってもこの街を代表する銘菓「どりこの饅頭」が看板商品。普段意識することもなかったが、大正元年創業のパン屋さんが歴史を刻む背景には数々のヒット商品の存在があったようだ。
冷めたフライの話から話題が逸れたが、今夜の夕飯。冷めたカラカサタケのフライ、キハツダケとアカモミタケのキンピラ、ボリボリとアイシメジとニセアブラシメジと豚肉とネギの鍋物。なによりも、100%混じりっけなしの魚沼産コシヒカリの新米。ご飯が旨すぎて食べ過ぎてしまう。これではキノコダイエットも効果半減。