美形な男をイケメンと呼ぶ。「イケてる面(つら)」という意味でイケメンはOKだが「イケてる男」を指すのであればイケマンのはず。X-メンのメンバーだって、個人になると単数形でX-マン。
そんなこたぁどうでもイイが、顔立ちに関するスラングは数多い。ビミョメン、フツメン、カッコメン、キモメン、ブサメン、グロメン、ジミメン、オタメン、シケメン、ダサメン、ショボメン、ザコメン、カユメン、ブタメン、ガチャメン、オガメン、ゲロメン、ゲリメン、カスメン、ゴミメン、グチャメン、ボロメンなどなど。
これじゃぁ、まるでラーメン屋のメニューのようだ。もっとも、ゲロメンとかゲリメンなんてのは喰いたくもないが・・・
そういえば昔、札幌にザーメンという食べ物があった。札幌駅近くにあったパーラーだが、1階が喫茶、2階が食堂で階段を上がる途中にショーウィンドがある。ラーメンらしきモノが並んでいる傍に品書きがあり「ザーメン(雑麺)」と書いてあった。きっといろんなモノが雑然と入ってる麺なのだろうが、口に出して注文するのも恥ずかしく、一度も食べたことがない。今なら平気で若くてキレイなウェイトレスさんに向かって「オネエさーん、ザーメン大盛り1丁!」と大声で注文できそうな気がするが、もうすでにその店はない。
話が逸れたが、最近は、ナニかをする男を○○メンと呼ぶらしい。女性における「○○美人」「美しすぎる○○」と同じようにモテハヤされている。イクメンというのは育児に積極的な男だそうで、高齢者介護を積極的に行なう男はケアメン。
なんでもかんでもメンをつけりゃイイってもんじゃないが、私のようにキノコに魅了された男は、キノコメンと呼ぶのだろうか。ラーメンが好きな奴はラーメン、感じやすく早く漏れちゃう奴はソーメン、痔に苦しんでる奴はGメン、謝ってばかりの奴はゴメン・・・
これから、私は大根を干して漬け物の準備をはじめるが、さしずめツケメンと呼んでくれ。