9月末ともなると日暮れが早い。ウカウカしてるとスグに真っ暗になってしまうので早めに仕事場を抜け出し、いざ行かんキノコ狩り。
山荘では、そこらじゅうが天然のキノコ畑。足下を見ながら小一時間も散策するだけで、籠いっぱいになる。
問題は、家に帰ってからの仕分け。食べられるモノ、そうでないモノを選り分ける。一度でも食べたことがあればスグに判別できるが、アヤしいものは悩みながら迷いながら図鑑やネットで検索。結果、可食として自信を持てるものだけが汚れを落として塩水に漬けられる。
洗ったキノコ、左上からラクヨウ、オオツガタケ、ニカワハリタケ、左下がボリボリ、右下がアイシメジ、今日も大漁だあ・・・
なかでも、ニカワハリタケ(別名:猫の舌)は、初ゲット。白くてプヨプヨしたゼリー状で半透明。手で持ってみると触感がフンニャラフンニャラ。朽ちてボロボロになった切り株に生えていた。傘の裏にツブツブが密集していて、これが猫の舌といわれる所以らしい。さっと茹でて甘いシロップに漬けたり、ジャムをつけたり、みつ豆に入れても美味しいというデザートになるキノコだそうだ。ポン酢にも合いそうなので、とりあえず茹でて冷蔵庫で冷やしてあるが、どうも見た目が食べてみたいという感じではない。
先日の「チャレンジ後編」にも書いたが、オオツガタケ。焼いて食べると絶品ということなので、念願叶ってツイにヤッチャイましたあ。炭火で網焼きが最高なんだろうが、それほどの量もないので、お手軽にアルミホイルにのせてオーブントースターで・・・
焼いただけのモノに醤油をタラして、んんんっ!こぉーれは旨い!先日のバター炒めでは、味わえない美味だ。この焼きオオツガタケ、不思議なことにホノカにスルメのような香ばしい香りがする。噛みしめるとジューシーな肉汁?が染みだしてくる。これは美味!どんな味だ?と聞かれても、この旨さは、食べたことのある人にしか絶対にワカラナイ味だ。とにかく旨いとしか言いようがない。
ああ、今日もチャレンジの彼方に幸せが待っていた。