山荘では、毎日新しい発見がある。ライラックの葉では、蝉が脱皮の最中。オンコの樹には、蝉の抜け殻。土の中で5年も過ごし、羽化するために樹に登る。成虫になると一週間ほどで命を終えるのだが、この一週間が子孫を残せるかどうかの勝負どころ。求愛のため、一生懸命に鳴く。
蝉の抜け殻は、昔から漢方生薬として痒みや咽痛・発熱に利用されてきたらしい。見た目にはフライビーンズの殻のよう。
野花南山荘では、希少な京ブキ。ほとんど穴が開いていない。通常はキャラブキだが、我が家ではキンピラにする。地のモノを旬の時期に頂くと長生きするような気がする。
そこら中にあるグミの樹だが、実の熟し方は樹によって差がある。早く熟した実は、この週末が収穫どき。今年もグミ酒を仕込む。
移植したドングリの樹は、この暑さの中でも頑張っている。