大自然のスケール

 衆議院の解散で話題が影に隠れてしまったようだが、今日、沖縄の方で皆既日食が観察できる。日本では46年前の北海道で見られたそうだが、当時13才の私には記憶がない。それもそのはず、1963年7月の皆既日食は朝方の4時過ぎのこと。そんな早起きしてまで観察はしなかったと思う。

 しかし8才だった1958年4月の日食は、今でも鮮明に覚えている。ロウソクでガラスを炙りススで黒くするとき指先にヤケドをした記憶もある。昼間の1時過ぎだったこともあり、ガラスで覗くまでもなく、それまで日中の明るさだった周りが見る間に薄暗くなり、また明るくなっていくのを異様な世界に感じていた。皆既でも金環でもなかったが、絵にするとこんな感じだったような気が・・・

 自然の驚異で想い出すのは、これだけではない。やはり子供の頃、台風の目に遭遇したことがある。雨風が吹き荒れていたが、少しづつ天気が良くなり青い空が広がりはじめたので外に出た。まったく無風で生温かい空気を感じながら真っ青な空を見上げていたことを覚えている。結構長い時間だったように思うので、よほど大きな目だったのだろう。そのあと襲ってきた暴風雨の中、家でジッとしながら「さっきのは何だったんだろう」と不思議な感覚を味わった。

 ただの自然現象ではあるが、そのスケールの大きさゆえに人間は感動するのだろう。そう思うと、政権がドッチだアッチだなんてことは、霞んでしまうほどの小さなことのように思えてくる・・・

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