以前、このブログで「アナタにとっての幸せとは」という記事で「我慢に我慢を重ねたあとのトイレで一気に放出する瞬間、これ以上無いほどのホッとする幸せを感じる」と書いたが、それとて一瞬だけの事。喉もと過ぎればナンとかのごとく用を足してしまえば、もうなんとも感じない。幸せを感じていられるのは、しょせん期間限定なのだ。
もし、アナタが1日だけでも幸せでいたいと思うなら、「前から欲しかった素敵な洋服を買い、それを着て1日を過ごす」というのはどうだろう。きっと、その日1日はとても幸せな気分で過ごせるはず。でも、ハッピーな気分は、せいぜい1日くらいのこと。
例えばアナタが1週間、幸せでいたいと思うなら、「クルマを買う」のはどうだろう。新しい車を眺めたり、さすったり、洗車したり、磨いたり、なかにはクルマの中で寝てしまおうかというほど嬉しくてたまらないという人もいるかもしれない。その1週間は、とても幸せな気分でいられるはず。
アナタがもし1か月間、幸せでいたいなら、「恋をしなさい」。夢から覚める1か月の間、寝ても覚めても夢心地のウットリした気分でいられるから。
そして、アナタが3か月間、幸せな気分でいたいと思うなら、「結婚するのがイイかもしれない」。きっと、甘―い気分を味わうことができるはず。とりあえず3か月の間は...
さて、もしもアナタが1年間、幸せな気分でいたい場合は、「家を建てよう」。春夏秋冬、季節の変化に応じてマイホームを持った喜びに浸れるだろう。
このように、幸せとは期間限定なのだ。そこで、もしもアナタが大胆にも一生、幸せでいたいと願うなら、「この開運印のハンコを買いなさい」というのが印鑑のセールスマン...
人間、高望みをしてはイケナイ。結局は小さな幸せをコツコツと積み上げていくのが一番。とりあえず2時間だけでも幸せな気分でいるには、「クラブ・ゼナを聴く」
というのが、ラジオのディスク・ジョッキーをやっていた頃の私のホラ話。