「日本海飛び飛び伝説」というのがあるそうだ。日本海側は「秋田美人」「越後美人」「加賀美人」「京美人」、ちょっと飛んで「出雲美人」「博多美人」というように一県ずつ飛び飛びに美人の県があるという。つまり、この伝説を裏返すと山形、富山、福井、兵庫、鳥取、山口には美人がいないということ。
一方で「日本三大ブス地帯」というのもある。よく言われるのが、仙台・水戸・名古屋である。宮城県・茨城県・愛知県といわず都市名で言うところに曖昧な信憑性を感じてしまう。<
私の経験からすると、ある地方都市でタクシーに乗り、車窓から眺めていたが本当に街を歩く女性には美人が見当たらないというところがあった。今でも強く印象に残っている。何処とは言わないが「○オ○ヤ○」。まっ、こればかりは主観の問題だから。
このような悪評が流された原因は、仙台・水戸・名古屋は、江戸幕府の潜在的敵対勢力の藩だったせいらしい。
地域間格差が叫ばれている現在、すべての地域が平均化されることが良いことだと思われているが、果たしてそうなのだろうか。それぞれの地域ごとに特色があってこそ独自性を主張できるというものではないだろうか。実際には地域によって美人が多かったり、ブスばかりという訳である筈はなく、絶対多数のブスに囲まれているからこその美人であって、比較の問題なんじゃないの。しょせん美人の定義だって時代によって変わりゆくものだし。
昔あこがれていた美少女でさえ、40年も経って同窓会で再会すれば「どこのオバサン?」っていうことだってあるもんな。まっ、そういう私自身も「どこのオジサン?」になっているんですが。(オトコは顔じゃねぇよ)
だからいいの、三大ブス地帯に住むアナタ、美は永遠の価値ではないんだから。
ところで、札幌は「日本海飛び飛び伝説」にも「日本三大ブス地帯」にも名前が出てこないけど、どうなのよ。