歳を取るということ

 せっかくの連休だが、各地で大雪の予報。テレビでは高速道路の通行止めを知らせる交通情報が流れている。こんな日は、何処へも出掛けないのが一番。ということで、レコードとCDの整理で一日を過ごす。埃を払いジャンルごとにアーティストをABC順に並べてゆくのだが、結構大変な作業。以前に整理しているので大まかに並んではいるが、1枚1枚確かめながら順に収めてゆく。途中で気になるアルバムを目にすると作業を中断して、聴き惚れてからの作業再開。結果、遅々として進まないが別に急いでる訳でもなく、部屋中に散らかったレコードやCDに囲まれて幸せな時間を過ごした。

 レストランや病院など人が出入りするところではBGMが流れている。バックグラウンド・ミュージックの名の通り、雰囲気を壊さぬよう静かな音量に設定されていて、最近ではジャズが流れる居酒屋さんにも違和感を感じなくなった。私の職場にもBGMが流れている。その昔、有線放送で440チャンネルのプログラム選び放題という契約をしていた。最初は、面白くあちこちチャンネル回していたが、結局、常に聴くチャンネルは固定されるようになり、コストを考えるとモッタイナイということに気づき止めてしまった。その後、自分でiPodに曲を入れBGMとして利用するのだが、そうなると当然、自分好みの選曲ばかり。CDの棚から好きなアーティストを引っ張り出してきては何百曲もジャズを入れ続けた。よーしこれで好きな曲ばかり聴きながら、気分よく仕事が出来るぞ。と思ったのだが、これがイケなかった。というのは、仕事中とはいえ趣味である大好きなジャズ、特にマイルスやウィントン・ケリーがかかる訳で、目と手は仕事をしていても耳はBGMに集中するという事態に陥ってしまう。これではイカンということで、どうでもイイ軽音楽で耳障りの悪くないものをというコンセプトで曲を総入れ替え。結果、BGMに気を取られることはなくなった。

 大きく分けると積極的に聴く音楽と、環境に聴かされる音楽がある。タバコを吸っていた時期、自分の煙は気にならないが他人が吐き出すのは煙たく感じていたのと同じように、聴きたくない音楽は雑音にしか感じない。そこで、BGMは聴き流す以前に背景のように意識の外に置くようになってきた。というか、歳のせいで耳が遠くなったのかもしれない。これはこれで都合良く、嫌な音楽は聴かなくてもイイし、人の悪口も聞こえてこないので老いてゆくのもイイことに違いない。

 

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