9月も半ばというのに観測史上、もっとも遅い真夏日だったらしい。炎天下の土曜日昼過ぎ、山荘へ出かけてはみたが、あまりの暑さに草を刈る気にもなれない。そこで、「カフェ野花南山荘」を「焼き肉ハウス野花南山荘」に劇的ビフォーアフター。
というのも今週末、毎年恒例の「抜歯塚供養」。供養の後は、精進落としにバーベキュー。もちろん野外でのBBQだが、雨天の場合の準備も必要なので屋内会場を設営。貨車の中は狭いとはいえ、久々の大掃除。身体を動かすだけで汗が噴き出す暑さの中、用意した2リットルの冷水ステンボトルはすぐに飲み干してしまった。汗だくでの重労働の結果、なんとか焼き肉ハウスがオープン。奥の座卓を入れると、総勢15人くらいは余裕でOKの状態。
明けて日曜は雨模様の湿った日、一気に草刈り始動。刈った草と跳ね返った泥で全身ドロドロになり、クタクタで帰宅。結局、土日2日間はキノコを探す暇もなかった。連休の今日月曜日、今年最初のラクヨウをゲットしようと出かけたが全く見当たらず。やはり気温が高すぎるせいか、いつもより遅れているみたい。来週あたりに出始めてくれると、BBQと一緒にラクヨウの味噌汁が味わえるのを期待。
林の中を散策していると奇妙なキノコを見つけた。まるでゴルフボールそのもの。地表に真っ白な頭を出しているので、掘り起こしてみた。なんとそれは、まるで「無いよりマシな白ナントカ」そっくりのカタチ。臭いを嗅いでみたが、なんとなくマツタケの香りがするようなしないような。
家に持ち帰り、図鑑で調べたがよくわからない。あまりにも幼菌過ぎて、この先どのように成長していくのかが予想できない。スライスしてみたが、これがシロマツタケなのかナガエノスギタケなのか、はたまたドクツルタケなのか全く不明。ただ、香りはマツタケのような気がするので薄くスライスして干してみた。これがドクツルタケであれば、食べるとほとんど死ぬらしい。デス・エンジェル「死の天使」と呼ばれ、猛毒キノコ御三家の一つだそうだ。
今週末、我が家の慶事で両家の謝辞を述べる手前、もしものことがあるとマズいので、今はただ眺めて鑑賞するだけ。とりあえずは、微かなマツタケの香りを楽しんでいる。