秘伝の煎り豆

 このところ節分でもないのに、しょっちゅう大豆を煎っている。もっとも北海道では殻つき落花生で豆まきをするのだが、これはこれで撒いた豆が不潔にならず汚れを気にせず食べられるので合理的。私が子供の頃、豆まきにはキャラメルも混ぜてあって弟と競って拾いあったことを覚えている。その後、家族でチャブ台を囲んでワイワイ言いながら豆を食べた家族団らんが懐かしい。あの頃は、どこの家庭でも季節の行事を大切にしていた時代だった。

 ホクレンのブランド米「ゆめぴりか」は有名だが、大豆のブランド豆「ゆきぴりか」は、あまり知られていないようだ。五目豆や昆布豆など煮込むとヤワらかくなりやすく味もふくよか。



 煎り豆を固く作るには水に漬けず乾燥のまま水洗いしてスグに煎りはじめる。これはこれで旨いのだが、なんといっても歯が壊れるほどに固くなる。我が家ではカリポリ食べれるくらいの固さにするため、洗った豆を2時間ほど水に漬ける。(カップ2杯分の豆)

 水を含んで膨らんだ状態。(2時間後)

 ザルにあけて水を切る。このままフライパンで煎りはじめてもいいのだが水分が飛ぶのに時間がかかるので、ラップをしないで電子レンジで熱を加える。

 500wで10分くらいチンすると、かなり水分が飛ぶ。これをフライパンに移し弱火で15分くらいカラ煎りする。もちろん油はひかない。弱火なので傍についてなくてもイイが、ときどきフライパンを揺すって焦げないように。目安は、豆の表面に薄く焦げ色がつくくらい。

 これで冷めるとカリポリになるが、私好みの秘伝の味にするには、もう一手間必要になる。

 煎りあがった豆を二つに分け、一つには醤油をまぶし再びラップをしないでレンジでチン。醤油に濡れていても500w3分くらいで香ばしく乾燥してくる。状態を見ながら1分ずつチンする時間を調整。最初は多少ベタつくが冷めるとパラパラになる。

 この2種類を混ぜ合わせる。完全に冷めるとカリカリポリポリサクサクでヤメられないトマらない。暇なときに煎り豆を作ってみてはどうですか。ハマりますよぉ・・・

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