暖かな陽射しで天候に恵まれた文化の日、近くの街で農業祭りがあると聞き、昼過ぎに出掛けた。着いたと同時に、農家直売店は売り切れなのか予定通りなのか店じまいで片付け中。
しょうがなく隣の道の駅の野菜直販所へ。普段、値段を気にせず、品物をカゴに入れては怒られる私でさえ「安っすうー」とビックリ。タマネギ20~30個入ったビニール袋が78円。紫タマネギ10~20個くらいで60円。細いゴボウ30本くらいで380円。他の野菜もかなり安いらしい。特にリンゴの種類が豊富で選ぶのが楽しい。店内にキノコの並ぶ籠を見つけた。エノキとユキノシタ、1袋500円。「高っかあー」とビックリ。これが相場なのか安いのかワカラナイが、天然キノコはタダ。の私には、手を出す気にならない値段・・・
帰宅してシイタケの様子を見ると、ついに食べ頃を迎えたようなので早速・・・
お酒はぬるめの燗がいい♪
肴はあぶったキノコでいい♪
しみじみ呑んで、ほろほろ呑んで、ぽつぽつ呑んで・・・
採りたてのキノコを炭火で炙りながら、キューッとヤッたら旨いべなあ。と、早速準備開始。炭をおこして火鉢に入れ、五徳に焼き網。シイタケの大きなモノからナイフで切り落とし縦に裂く。網で炙りながら、生姜をおろしスダチを半割にしたら準備完了。焼けるまでの至福の時を頂き物の愛媛の「生酒」でシミジミと・・・
シイタケは、日光にあてるとビタミンDが増えるらしいが、明るいうちから呑みはじめる不健康な私が、いまさら身体に気を使う必要もなく、ただひたすらに焼けるのを待ちながらホロホロと・・・
シイタケは、生で食べると「シイタケ皮膚炎」というアレルギーをおこすらしい。よく焼かなければと思うのだが、なかなかジューッと音を立てるほどに焼けてこない。そこで炭を足して火が強くなるまで待ちながらポツポツと・・・
採れたてシイタケの炭火焼きは旨い。少し炙り過ぎのほうが芳ばしい。噛みしめると旨味がひろがり鼻から香りが抜ける。どれだけ焼いても、まだ目の前には沢山のキノコが生えていて食べ放題バイキング状態。かなり贅沢な気分・・・