山荘の空気は、鳥の鳴き声やセミの声、カエルの合唱に包まれ静寂とはほど遠い。
子供の頃、カラスアゲハを見かけると興奮して追いかけたものだが、この不思議な色の輝きには今だにノックアウトされる。キアゲハやナミアゲハを、何となく汚らしく感じてしまうのは、私の美意識に問題アリなのか。
満開の真っ白なヒメリンゴの花。蕾のときは紅色だった。テマリカンボクに花がつき始めた。まん丸のボンボリのようだが、最初緑っぽい花が、だんだん白くなっていく。
草を刈り終わってよく見ると、昨年秋に落ちた松ボックリが散らばっている。遠くから見ると動物の糞のように見えるので拾い集めた。かなりの数でバケツ8杯にもなった。何かに利用できるのであれば取っておくのだが、今のところは、ただのゴミ。