走る犬小屋

 昔、シボレーのアストロというデカい車に乗っていたとき、縁石に乗り上げマフラーを落としてしまった。「ブロォーブロォー」と重低音を響かせ暴走族になったような気分で運転したことがある。人の迷惑を気にしなければ、アレはアレでなかなか気分がイイものだ。

 そのあと変遷を重ねジャガーに乗っているが、とにかく音が静か。プリウスのように無音というわけにはいかないが、停車中のエンジン音はまったく気にならない。アクセルを踏み込んでも音もなく加速するだけ。これはこれでイイのだろうが、運転するという楽しさからするとナニか物足りなさを感じてしまう。

 我が家の「走る犬小屋」が古びてガタついてきたので入れ替えた。クルマの内燃機関としては最高の効率を誇る「直噴ディーゼルターボ」なのだが、なんたってディーゼルエンジンの宿命「ウルサイ」。

 「ブバリバリバリ」まるでトラックのようだが、踏み込んだアクセルに反応して響くディーゼル特有のエンジン音は心地よい。まさしく自分がこのクルマを制御しているんだと自覚させてくれる。贅沢とは高級志向だけではなく、程よい不便さを楽しむことでもあるようだ。

 

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