壁に耳、プロレスは静かに

セックスの時の大声で裁判=まるで殺人のよう-英国

【ロンドン10日AFP=時事】英国の報道によると、セックスの時に出す声が大きすぎて眠れないなどの迷惑を被っているとして争われている裁判の審理がニューカッスルの裁判所で10日行われ、その声を録音したテープが流された。法廷では、まるで人が殺されているようだとの声も聞かれた。

 訴えられているのはスティーブ・カートライトさんと妻のキャロラインさん。隣人のオコーナーさんは、「聞こえてくる声はまるで2人がひどい苦痛で苦しんでいるようで、それはもうひどいもの。寝室のテレビの音をできるだけ大きくしてその声を消している」と証言。また、子供を学校へ連れてゆくためにカートライト家の前を通る女性や郵便配達人からも苦情が寄せられている。

 夫妻は法で定められた音量以上の「叫び声」などを上げないように通告を受け、それを守らなかったとして有罪の判決を受けたが、キャロラインさんがこれを不服として控訴した。

 この日の法廷では、2人のセックス時の声をオコーナー家で録音した10分間のテープが流された。環境委員の1人からは「非常にヒステリックで騒がしく、まるで女性が殺されているようだ」との声も上がった。

 キャロラインさんは、「声をコントロールしようと努力した。枕を使って声を押し殺そうともした。騒音で隣人が眠れないことのないように、午前中にセックスをすることもやってみた」と話している。

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 ここまでひどくはないが、学生時代に暮らしていた安アパートで似たような経験をしたことがある。隣の部屋に越してきた新婚さんの夜は、まるで「プロレスごっこ」でもしてるんじゃないのというほど激しかった。それが毎晩続くもんだから、私もいい加減飽きてきた。1週間ほどしてから「エエこと教えたるわ」と友人に伝えたところ、その夜遅く、私の部屋に忍び足で訪れ、壁に聞き耳を立て「ニター」と鼻の下を伸ばし喜んでいた。ところが終わった瞬間、「ほんじゃ、帰るわ!」と大きな声で叫びドタドタと足音を立てガシャーンとドアを閉めて帰って行った。当然、隣の声が聞こえるくらいだから、こちらの音もマル聞こえ。

 その後3日もしないうちに隣の新婚さんは、引っ越していった。「あんにゃろ、俺の密かな楽しみを奪いやがって!」と、しばらく寂しい想いをしたことがあるが、あのプロレスごっこが延々と続くことを考えたら、こっちの方が引っ越さなければならなかったのかもしれない・・・

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