身勝手な夢敗れても夢は夢

 知人にコンナ奴がいる。

 結婚するなら「メチャクチャ美しい人」で例えば、喧嘩したあとチラッと目を合わせると「あまりにも美しすぎて、すぐに許せちゃう人」。あるいは「スッゲェー可愛い人」で喧嘩のあと一言ふた言、言葉をかわすと「あまりにも可愛くて、すぐに許せちゃう人」と一緒になるんだと心に決めていた。ところが、世の中そんなにアマくない。結婚してまもなく、喧嘩のあと顔を見ると「よけい腹が立ってくる」。口をきくと「よけいムカついてくる」。こうして最初の夢はヤブれた。

 学生時代、「パパと呼ばないで」という番組のファンだった彼は、女房が早死にし残された娘と二人で健気に生きていくという運命を夢みた。しかし、最初に生まれたのは娘ではなく男の子。これでは女房に早死にされては困るので夢を修正。「長男は将来、医者か歯医者。2番目は男の子で弁護士か建築家。3番目は娘。嫁にやらず、ずうっと傍におき趣味を生かして暮らさせる。4番目は息子でプロのスポーツ選手」なーんてことを夢みた。最初と2番目は予定通り男の子、ところが3番目は娘ではなく男の子が生まれ、またまた夢ヤブれてしまった。

 このあたりから人生思うようにいかず夢叶わぬことに気づいた彼は、以来「身勝手な夢」みることをあきらめた。つもりでいたらしいが、やはり今だにクダラない夢をみ続けている。どんなにクダらなくても、ないよりマシ。人生おおいに夢みていたいもの。

 ちなみに、あくまで知人の話であって決して私のことではないですからあ。

投稿の新しい順

  • 改めて食育の大切さを知る

     ご飯にナニかを乗せて食べるのが嫌い。ご飯とオカズは別々に食べたい。ご飯はご飯、オカズはオカズ。例えば納豆。納豆は好きだが、ご飯と納豆は別に盛って食べる。ちなみに好きな納豆の薬味は、オカカと刻みネギ。...

  • アスカソ・エスプレッソ

     酸味のあるコーヒーが苦手。のはずが最近、劇的に嗜好が変化してきた。コンビニのカフェラテに慣らされた味覚は、モカエキスプレス(直火式エスプレッソ)で濃く淹れたコーヒーにミルクと砂糖という甘苦い味に満足...

  • 晩秋の野花南山荘

     暖かな陽に包まれる晩秋は、一番好きな季節。夏に生い茂った葉が落ちると遠くまで景色が見渡せるようになる。陽の暖かさと静寂の中、人生の秋を思い心穏やかになる。 ...

  • 今年も幸せのラクヨウの味

     雨が多く平均気温15℃以下、最低気温10℃前後になるとラクヨウキノコが一斉に出始める。それ以前にも単発的に見られるが採れる量はごくわずか。  毎年、秋分の日に行う「抜歯塚供養」と「家族総出のラクヨ...

  • 恐るべしステロイドの効果

     デカい蜂に刺され緊急外来へ。45分ほどの点滴が終わるころには、心持ち腫れが引いてきたような気が。時間とともに効いたらしく就寝時には、手の甲の腫れは完全に治り刺された場所にシコリが残り触ると痛い程度。やったあ!効いたじゃん。さすがステロイド!と感心して眠ったのはいいが...



 すべての記事概要

 リンク

CLUB ZENA

ラジオ録音盤
Powered by Movable Type 5.14-ja