子供のころ、診療室や技工室で遊ぶのが好きだった。足踏みエンジンのペダルを踏んだり、バーナーのフイゴを踏んだり、ローラープレスのハンドルを回したり、見るものやること楽しかった。エバンスは耳掻きだったし、スパチュラはペーパーナイフだった。あの頃の技工士室と比べると今は隔世の感がある。
そんな当時の想いでを語るものを見つけた。錆びて変色しているのでまったく面影がないが、もとは全体が真っ赤で白い象のマークが描かれていた普通石膏の缶「象印歯科用石膏」。そういえば、石膏は缶入りだったよなあ。山荘には朽ちた昔の想い出が残っている。
と言っても、若い人にはわからんべなあ...