米をかしてちょうだい

 私はミーハー。結構、感化されやすい。ある時、「最近の米が旨くないのは、機械で精米するからだ。昔は臼や水車でゆっくり米を搗いていたので米ぬかに含まれる油の成分が米に浸透して美味しさを増していた」という文章を見つけた。そして以下のように続いている。「だから美味しいご飯を炊こうと思ったら、といで水加減したところに少量の塩とクセのない植物油を2~3滴落としなさい」

 早速、やってみた。うーん、たしかに旨く感じる。ところが、冷えたご飯でお茶漬けにしたところ、なんと油が浮いてきた。それ以来、やっていない。

 ところで、米を「とぐ」という言葉の方言で困ったことがある。学生時代、名古屋のスナックでバイトをしたことがある。開店前にママから「カワハラ君。米かしてちょうだい」と言われた。「えーっ、ウチに米なんかないよなあ・・・」と思い「ないです」と答えたら、「そこにあるでしょう」と指さす。よく見ると米袋が置いてあるので「はい、どうぞ」と手渡したら、「ちがう、米をかすの!」

 「・・・・・・・・・?」

 そうなんです。その時、初めて知りました。名古屋では「米をとぐ」ことを「米をかす」というのです。きっと「うるかす」の変形なんでしょうね。ん?「うるかす」は北海道弁かな?

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