人間の細胞は、全部で約60兆個あるという。細胞は常に新しいものと入れ替わり、部位によって異なるが肌の細胞は28日、胃腸の細胞は5日周期で再生する。周期の長い筋肉・肝臓・骨でさえ約2~3ヶ月で入れ替わるので、新陳代謝が正常であれば人間の身体は3ヶ月くらいで新しく生まれ変わる。
しかし、脳細胞・心筋細胞は入れ替わることなく、死ぬまでずっと同じ細胞を使い続ける。このため子供の頃の記憶は、記録された細胞にいつまでも蓄積されている。一般に脳は全体の3%程度しか使われていないというが、これがいわゆる顕在意識、残りの97%は潜在意識である。潜在意識には過去のデーターが全て記憶されていて、これに基づいて人は考えたり行動することができる。別の言い方をすると、97%の潜在意識(経験)から導き出された答えが行動や思考(顕在意識)である。
ということは、潜在意識を変えると顕在意識も変わる。つまり、成りたい自分を目指して意識し続ければ、必ず理想の自分になれる。いわゆる自己啓発。「人は、日々新しい自分へ生まれ変わっている」