熱波の東京jazz2003

 行ってきましたぁー、東京jazz2003

 「jazzは万年」「石の上にも東京jazz」、うーん訳わからんキャッチコピー。今年で2回目のビッグイベント、東京から世界へ向けてJazzを発信しようってことなんだけど、そうかなぁー。なんたって、今年の目玉はダイアナ・クラ―ル、よぉ―し遂に生ダイアナに逢えるぞぉーってことで、暑さには滅法弱い私、想像するだけで ゾッ としてしまう8月の東京へダイアナ逢いたさに出かけて来ました。

 ところが、なんとその肝心のダイアナが急遽、来日中止。ウィルス性感冒の為って、アンタそりゃないべ!往復航空券に宿泊代、アリーナの Gシートチケット代、〆て6万ナンボの大枚は、ダイアナに逢えないという時点で無意味というかカネ返せぇー。

 暑くなるぞ―って言われてた私は、万全の準備で半ズボンにアロハという軽快ないでたちで千歳から飛行機に乗ったんですが、やはりその格好ではクーラーの効き過ぎる機内では鳥肌モン。ところが、羽田で機内から1歩足を踏み出した途端、まるで室内の温水プールのドアを開けた瞬間のような熱気に包まれて愕然!一瞬、ウェットサウナに入ったような気持ち良さを感じたのも束の間、なんだぁーこの異常な暑さは、いや熱さと言った方がピッタリ!33℃なんて嘘でしょ! これは絶対にもっとあるぅ...。京急で品川、山の手線で新宿、京王線で調布、各駅に乗換え飛田給、うーん拙宅から札幌へ向うほどの時間をかけて、やっと味の素スタジアム。

 そこでは、ハンディマイクを持ったスタッフの兄ちゃんがダイアナ・クラ―ルが来れないってことを盛んに叫んでやンの。通りすがりのオジサンも、なんやらブツブツ文句言いながら...。うーん、わかるよなぁーオジサンの気持ち。とは、云ってもここまで来てしまった事だし、熱波の中を汗だくになって人波のままに進んでスタジアム内へ。指定のゲートをくぐって、エーッと愕然!

 なんたって、スタジアムってのはバカでかいサッカー場、周りのスタンド席には屋根が掛かってるんですが、いわゆる特等席のGシートはグランド内、その天井はまったくの空だけ。

 そうなんです、ステージ前のトビッキリお値段の高い席の上には屋根も無く、5分も座っていれば絶対日射病になること間違い無しという地獄のようなところ。とてもじゃないけど、日が沈まなければ座れるような場所ではないって事に気づきまして、高いチケットの甲斐なくスタンドの自由席に腰を下ろし、ただただ大画面を観ながら暑さとの我慢比べ。

 とんでもないところへ来てしまったなぁと ビール三昧。これがまたいくら呑んでもすぐ汗になって消えていくんですからきりがない。ユッスー・ンドールというアフリカンのスッゲ―迫力の唄を聴き、スピーチというヒップホップの唄を聴き、はぁーこれは俺のjazzじゃないよなァーと時代遅れの自分を再認識。そうこうしてる内に少しは日も傾き始め、Gシートへ移動する頃にはダイアナの穴埋めでプログラム変更となり、ハービー・ハンコックのトリオ、うーん、ハンコックのピアノってあんなモンなんだけど、なんたってジャック・ディジョネットのドラムはスゴイ!周りの空気をドラムがタタッ切っているような迫力!エエゾ、エエゾ、これこそがJazzだぁー!

 そしてお待たせっ!ジョシュア・レッドマン登場!でもなぁー、シンセとドラムとサックス。完全に今風のJazz。当たり前のことなんだけど、ウケネライ(でも、私にはウケテナイ、ここでも時代遅れの自分を再認識。ハァー)

 そして最後は、スーパー・ユニット。もうここまで来る頃には、ジャンルにこだわる自分を捨てていて、開き直りというか来るもの拒まずというか、なんかとってもイイ感じになってきて。楽しかったなぁー、なかでも途中でソロを取った17才のピアニスト松永貴志、最高でしたねェ。ハンコックはもちろんスゴイテクなんだけど、ただ弾いてるって感じ、でも松永のピアノは弾いてる楽しさが伝わってくる。そんな感じ...。ひょっとしたら、この日の演奏の中で私が最高に気に入ったものだったような気がする。

 そんなこんなで、午後2時に始まったライブも午後9時には終演。まだ熱気覚めやらぬというか熱波覚めやらぬ真夏の夜の興奮も心地よい余韻を残しながら私の中を通りすぎていきました。それにしても、初日はダイアナのトラも無く終わってしまいましたが、2日目はチャカ・カーンを呼んだとのこと、なんかさぁそれって初日だけのチケット買った私としては、とっても悔しい気持ちになるんですが...

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