学生時代を名古屋で過ごした身として「味噌煮込みうどん」は、第二のふるさとの味。名古屋へ行くと「これを食べなきゃ、名古屋へ来た感じがしない」と、必ず山本屋を訪れる。だから、年に一度行くかどうかの名古屋で食べるか、たまに友人が送ってくれるとき以外は口にすることがない。
ところがなんと、昨夜向かいのセブンイレブンで「冷凍の鍋焼き味噌煮込みうどん」を見つけてしまった。それもなんと山本屋。早速買ってきて今日の昼に頂いた。普通の冷凍鍋焼きうどんと同じように、ただ火にかけるだけ。



おーっ、見た目そのまま「味噌煮込みうどん」。
ん?なんかが違う。麺が硬すぎない。ツユは似て非なるもの。たしかに味噌煮込みうどんと言われれば、そうなのだが。たぶん、思うにこれは北海道バージョンなのかも。道民向けの味にアレンジしてあるに違いない。麺も普通に比べて硬いといえば硬いのだが、ホンマモンの硬さだとビックリして受けいられないだろうし。
それでも久しぶりの味噌煮込みうどん、首をかしげながらも完食。美味しく頂きました。と食べ終わった瞬間、気づいた。
あーっ!
玉子入れるの忘れてたあ。
いつも「生卵を入れて掻き混ぜる派」の私としては、不覚にも玉子を入れ忘れて食べてしまったのだ。
この味噌煮込みうどんと玉子の関係、「最初に掻き混ぜる派」と「最後までそのままにして固まってから食べる派」に分かれるのだが、どちらの言い分にも一理ある。玉子をツユに掻き混ぜるとマイルドになりツユにコクが出るし、最後まで沈めてある玉子は半熟に固まり。ご飯の上にのせて崩して食べると旨い。
それぞれに言い分があり、どちらも正しいのだが「玉子を入れ忘れるようなドジな奴」はいない。あまりにも突然、予期せぬ内に、抜き打ち的に目の前に大好物が現れたものだから動転してしまったようだ。
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※ 味噌煮込みうどんと卵の論争
【主な派閥と食べ方のスタイル】
■黄身を崩さない派(温存・最後まで残す)
・黄身が濃厚な汁に溶け出して味がまろやかになりすぎるのを避けるため、麺や具を食べ終えるまで卵に触れない。
・残ったスープと固まった白身、あるいは半熟の黄身をご飯にのせ、そこに少しスープをかけて「卵かけご飯(TKG)」や雑炊風にして楽しむ。王道の締めスタイル。
■途中で崩して味変する派
・麺を半分ほど食べたあたりで黄身を割り、濃厚な八丁味噌のつゆにトロリと黄身を絡めてマイルドな味の変化を楽しむ。
■最初から完全に混ぜる派
・最初から熱々のつゆに卵を溶きほぐして全体の一体感を楽しむ。
■卵を入れない派
・中には「卵を入れると汁の味が変わるから最初から入れない」というこだわり派も存在する。
■卵の固さへのこだわり派
・土鍋の熱で白身や黄身が「カチカチに固まるまで放置する派」と、絶妙な「半熟にとどめる派」の間でも好みが分かれる。