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釣り自慢
釣りはほとんどしない。子供の頃、川でウグイを釣ったくらい。
ニジマスやヤマベを釣ったこともあるが、それも釣り堀でのこと。
自分が釣りに向いているのかどうかもわからない。
短気な人ほどイイそうだが、呑気な私には、どうも・・・・・
こんな私だが、釣果を自慢できることが一度だけある。実は、なにを隠そう(別に隠してないが)、私は《マイ山》を持っている。
《マイ山》つまり、ボーリングでいうところの《マイボール》みたいなもん・・・・・
そのマイ山の中には、マイ池もあって、そこでマイ鯉やマイ鮒が暮らしている。(このしつこい書き方をあらためて・・・・・)
どういう風の吹き回しか、たまたま、その池に釣り竿を下ろしたことがある。
突然、目の前をゆうゆうと4〜50センチはあろうかという鯉。
きっと、《池の主》と思われるデカイ鯉が現われた。
ひょっとすると、ご無沙汰している地主様に、ご挨拶をと出てきたのかもしれないが、この上なく人なつこい池の主で、あれよという間に、私の垂らした糸の先まで近づき、いきなり針に喰いついてしまった。
竿が折れるんじゃないかと心配されたバトルも私の勝利!
しめしめと、家へ持ちかえり、タライにおよがせ泥を吐かせる。
今夜は、鯉の洗いか鯉こくかと舌なめずりをしてはみたもののどうにも、主様の顔を見てるとカワイソウで・・・・・
結局、マイ池へお戻りいただきました。
というわけで、数少ない体験の中で、全長1メートルもの鯉を釣り上げたというのが自慢です。
(やはり、話が大きくなってしまうのは、釣り人なんでしょうか?)
ところで、おいしい鯉料理をひとつ紹介しておきましょう。
オーソドックスには、洗いや鯉こく唐揚げですが・・・・・
こうして食べると、ヤミツキになってしまう・・・・・
▼用意するもの
新鮮な若い鯉一匹
笹の葉、数枚
砂糖少々
▼作り方
1、笹の葉をひいて、その上に鯉をおきます。
2、上から、砂糖をまぶします。量は、好みに応じて。
3、それを笹の葉でくるんで、炭火にかけてじっくり焼きます。
これで、《アマイ、コイノササヤキ》の出来上がり!
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